りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭12月上席夜の部

12/5(水)、末廣亭12月上席夜の部に行ってきた。

・ひろ木 津軽三味線&小噺
翁家社中 太神楽
木久蔵幇間腹
・彦いち「ねっけつ!怪談部」
・正楽 紙切り
・きく麿「首領が行く!」

ひろ木師匠 津軽三味線&小噺
自信なさそうなちょっと挙動不審な喋りと、三味線に入ると弱気を振り切ったような思い切った演奏。なんか面白いな、これはこれで。
津軽三味線をやってみなよと勧めた木久扇師匠、すごい。

木久蔵師匠「幇間腹
なんか好きなんだ、木久蔵師匠って。
自虐的な二世噺家のAチーム、Bチームのまくらもおかしいし、若旦那も幇間もキャラが同じだけど「幇間腹」もばかばかしくておかしい。
っていうか、これ、小んぶさんがやってるのと同じ「幇間腹」!出所が一緒?あるいは木久蔵師匠から教わった?とか?
笑った笑った。


彦いち師匠「ねっけつ!怪談部」
安定感と安心感があってトリに繋げる感がすごい。
こうやって一門が出るっていうの、いいな。絆を感じる。楽しかった。


きく麿師匠「首領が行く!」
老人ホームのまくらだったので「歯ンデレラ」だと思っていたらまさかの「首領が行く!」。
これがこの日のお客さんにぴたりとはまって、気持ちいい!
Vシネマにはまった小学生の偽関西弁の偽物加減が絶妙なんだよなぁ。うますぎず下手すぎず。またそれに突っ込む先生のタイミングがいい!吉田くんが先生にはちゃんと一目置いてるのもいいなぁ。
また3日後の先生の変貌がたまらない。浮かんでくるんだわ、極道の女が。
末廣亭のトリで堂々と「首領が行く!」をかけるきく麿師匠、かっこいい~。

恒例となった歌も撮影タイムも楽しい。
また行こう(癖になる)。