りつこの読書と落語メモ

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ブロの道: 氷三部作1 (氷三部作 1)

ブロの道: 氷三部作1 (氷三部作 1)

ブロの道: 氷三部作1 (氷三部作 1)

★★★★

1908年6月30日、シベリア・ツングース上空で隕石が爆発する。その直後に誕生した大学生のアレクサンドルは、隕石探検隊に誘われて奥地へ向かい、永久凍土の泥沼で氷の塊を発見し覚醒する。彼の真の名はブロ。翌日、同志フェルも目ざめ、二人は光の仲間たちを探し始める。第一次世界大戦ロシア革命スターリンによる粛清、第二次世界大戦…物質世界では、肉機械どもが破壊と建設を繰り返す。神話的三部作の「エピソード1」、『氷』に続いて邦訳刊行。

あれ?いつエンヤサ言い出すのかな?と思いながら読んでいたんだけどエンヤサは親衛隊の方だった。そうだ、こちらは「心臓で語れ!」。
なんで?→?の順で出版したの?と思っていたけど確かにその順番の方がいい。
最初のあの拉致される側の怖さったらなかったのに、する側の方から読むと、早く後継者を見つけないと!と思ってしまう。

ブロが離れ離れになった兄弟たちを探す間にどんどん人間からかけ離れた存在になって行く。
人間を肉機械と言い切ってしまったあたりから完全に人間性は失われる。
私が毛嫌いする新興宗教も「神」側に立っている人たちの思考はこういうものなのだろうか…。うーん…。

?は両方の視点から語られるのだろうか。楽しみ。