りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第8回 笑福亭三喬独演会 深川江戸資料館小劇場

4/26(土)、深川江戸資料館小劇場で行われた第8回笑福亭三喬独演会に行ってきた。
三喬師匠を東京で見られる機会はそうそうはないので貴重な会。

・喬介「金明竹
三喬「月に群雲」
三喬近江八景
〜仲入り〜
・喬若「悋気の独楽
三喬「くしゃみ講釈」

喬介さん「金明竹
上方の「金明竹」ってどうなんだろう?関西弁のところが東北弁になったりするの?とわくわくしていたのだけれど、そのまま関西弁だった。ちょっと残念。
でも東京でやるとどうしてもこの関西弁のところが関西弁のマネになってしまうのだが、そこがちゃんとした関西弁なので、そこは利なのかも。

三喬師匠「月に群雲」
私が三喬師匠にはまったきっかけがこの噺だったので、もう一度見られてうれしい。しかもあの時と違って席がど真ん中の二列目!ひゃっほい。
二人の泥棒の掛け合いもおかしいのだが、なんといっても質屋のおやじさん。これがもう本当にたまらない。合言葉を言う前の煙草を用意して咳払いを繰り返すところがもうなんでこんなに面白いの!というくらい面白い。
これでもか!という芸ではないのだけれど、間と繰り返しで笑わせる。三喬師匠、好きだ。

三喬師匠「近江八景
今この噺を演る師匠はほとんどいない、と。
確かにサゲをわかってもらうためには最初にいくつか説明をしなければいけなかったりしてちょいと面倒なのだな。でも噺自体面白いのでもっとかけられてもいいのでは、と思った。

喬若さん「悋気の独楽
悋気の独楽」は何度も聞いているけれど、旦那のお帰りが遅いのでおかみさんがやきもきして店の者に尋ねるもみな旦那側に付いていてしらを切ったり、おかみさんに付いて入れ知恵をする女中がいたりするのは初めて。
この女中がなんとも癖があって面白い。大爆笑だった。

三喬師匠「くしゃみ講釈」
これも面白かった〜。もう安定の面白さ。
物が覚えられない男の八百屋でのやりとりもおかしいし、唐辛子の煙にくしゃみが止まらない講釈師もおかしい。
大いに笑って楽しかった。