りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

国立演芸場 11月上席 真打披露目公演

11/8(金)、国立演芸場で行われた11月上席 真打披露目公演に行ってきた。
いやぁほんとによく行ったわ〜真打披露目公演。一番良かったのが鈴本演芸場で行われた天どん師匠の披露目初日で、それ以降は徐々に感動が薄れてくるところが、いかにも落語家っぽくていい。

扇家和楽社中 太神楽
つくし「少子化対策〜来世がんばれ」
小菊 粋歌
龍馬「大工調べ」

この日は喬四郎、天どん、つくし、龍馬と、新真打4人そろい踏み。どんな感じの口上になるのかとても楽しみだったのだが、仕事の打ち合わせがのびて会場に着いたのは20時少し前。
モニターで見ると口上をやっているところだったのだが、係りの人が「どうぞ入ってください」と。
「え?いいんですか?」と聞くと、笑いながら「どうぞどうぞ」。
会場に入って身をかがめながら席についてみると、壇上には玉の輔師匠と新真打4人が並んでいて、大喜利をやっていた。わははは。だから係りの人も「どうぞどうぞ」と入れてくれたのか。
これがまたぐだぐだの大喜利で…。小三治師匠が出るときの緊張感と比べると、緊張感のかけらもない。これが最初で最後のお披露目だったらがっかりするだろうけど、私はもう何回も行っていたので、「こんなぐだぐだな口上もあるのですね」と楽しかった。

つくし師匠「少子化対策〜来世がんばれ」
「もう国立に出られることはないでしょうから、最後ということで思い切りやらせていただきます」と「少子化対策」。
さすが女は度胸(笑)。「おいおい!」という内容だが、つくし師匠だと下品にならない。
わたし的にはウクレレ漫談「来世がんばれ」が好みだった。こういうの好き。

龍馬師匠「大工調べ」
さんざん下手に出ていた政五郎がぶちっと切れて啖呵を切るところが見せ所なのだろうが、龍馬師匠の啖呵はまだそこまで余裕綽々でないので、見ていてすっきり!というところまでは至らなかった。