酔って記憶をなくします

酔って記憶をなくします (新潮文庫)

酔っ払い、それは奇跡を起こす生き物。乗り過ごしや、モノの紛失は序の口。酔って海へ、気づけば鼻の辺りまで海水が。上司のハゲ頭に柏手を打って拝む。交番のお巡りさんにプロポーズ。タクシーで5万円払い「釣りはいらねえよ」。居酒屋のトイレで三点倒立の練習。ホームレスと日本の未来について語り合う…全国の酔っ払いの皆さまがやらかした爆笑失敗談&武勇伝が173連発。

前の会社で地獄のようなプロジェクトに入ったあたりからどんどんどんどん酒癖が悪くなり、酔って記憶をなくしたり暴言を吐いたりするのが当たり前になり、最近ではもう飲んだらたいてい後半の記憶がない…。
もう怖すぎるので最近はできるだけ会社の人とは飲まないように気をつけている…。
酔ってやったあれやこれやをしらふの人に見届けられ、次の日にちくちく言われるのほどいやなことはないからなぁ…。

そんな私がこんな本を読んでいるところを見られたら「そりゃお前のことやろ！」と笑われるのが目に見えているので、家でこそこそ読んだ。
いや〜わかる！握手握手。酒癖って一度悪くなるともう坂道を転げ落ちるように悪くなる一方なのよね。熱海で野宿して知らない人から食パンをもらう話と、お風呂でワインとパスタの話が好きだったわー。友だちになりたい〜。