りつこの読書と落語メモ

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隠し部屋を査察して

隠し部屋を査察して (創元推理文庫)

隠し部屋を査察して (創元推理文庫)

★★★★

以前読んだ「パラダイス・モーテル」はすごく好きだったんだけど、これはそれほどの感動はなかったかなぁ。読んだタイミングとか自分のコンディションによるのかもしれないけど。
「パラダイス・モーテル」はどんな話だったっけ?と自分の感想を検索して読んでみたけど、「感想が書きづらい」とか言って、ろくに感想書いてないでやんの!(←いつもだよ!)もやもやしたことしか書いてなくて、どういう話だったのか、どこがどう面白かったのか、全然わからん…。だめすぎる。

あれは長編でこちらは短編で、短編の方が読みやすいようにも思えるけど、案外そうでもなく、むしろ同じようにエグくてしかし微妙にテイストが違う物語がこれでもかこれでもかと繰り広げられると、「もうおなかいっぱい…げふ…」となるのである。
正直、「庭園列車」ぐらいまで読んだら、「あとどれくらいで終わるかな…」という気分になってきた…。 パトリック・マグラアの「失われた探険家」を読んだ時もそうだったな。

この中で私が面白いと思ったのは、「隠し部屋を査察して」「窓辺のエックハート」「刈り跡」「祭り」。
最初から奇怪な物語なんだけど、最後まで読むとそれがさらにぐにゃっと曲がってさらに印象が変わるような感じがたまらない。

全体的に見事なほどグロなのになぜか後味爽やかなのが不思議だ。