りつこの読書と落語メモ

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文体練習

文体練習

文体練習

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前人未到のことば遊び。他愛もないひとつの出来事が、99通りもの変奏によって変幻自在に書き分けられてゆく。『地下鉄のサジ』の作者にして20世紀フランス文学の急進的な革命を率いたレーモン・クノーによる究極の言語遊戯がついに完全翻訳。

いやこれは面白い!単純に面白い。
文体ってこんなにも種類があるのか。そして文体でこうも変わるものか。なるほど…と思わず納得のものから、「これじゃさすがに意味がわかりませんぜ」というものまで…。

書いた人もすごいけど、訳した人もすごい!
センスのいい頭のいい人が本気でバカをやることのすばらしさ。「ほら、さすがだろ?」的なインテリ臭がなく、どこまでもばかばかしくて笑えるのがいい。

薄いわりに妙に高い…と思ったけど、印刷が大変だったんですね、きっと…。ブラボー。
実はこの本、マツジュンが昨年「いま読んでいる本」に挙げていたので、読んでみようと思ったんだ。えへ。