りつこの読書と落語メモ

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黄色い目の魚

黄色い目の魚 (新潮文庫)

黄色い目の魚 (新潮文庫)

★★★★★

海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて―。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。

ああ。いいね、これ。好きだ。すごく好きだ。
高校生を描かせたら佐藤多佳子の右に出る者はいないんじゃないかしら。

真剣で潔癖で未熟で。だけど私たち大人が思うよりずっと大人なんだな、高校生って。
なんか最近こういう小説に一番ぐっとくる。
この時代に自分の原点があると思うし自分のコアな部分はこの頃に作られたと思う。