りつこの読書と落語メモ

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パイの物語

パイの物語

パイの物語

★★★★★

いやこれは本当に面白い小説だった!
帯に「読みふける快楽。しびれるような読後感。物語を読む真の面白さがここある!」って書いてあるんだけど、まさにそう!

すごく重い本なのだ。
エンディミオン」(←私の中での「最も重い本」の基準)ほどじゃないけど、でも厚さのわりにずしりと重い。こんなに重くて面白くなかったらどうしてくれよう、と持ち歩くのをためらうほど。
しかし読み始めたらもう面白くて面白くて、狭い車内でちょっとの隙間を探して読み、エレベータに乗るわずかな時間にも読み、歩きながら読み、お昼ご飯を食べながら読み。ほんとに夢中になって読みふけったよ。

素晴らしい仕掛けと冒険と感動と…。もうこういう小説は説明するのがまどろっこしい。そうじゃなくても感想とかレビューって苦手だし。(じゃ書くなよって話だけどさ。でもなんていうかここは自分のための備忘録だからさ。それに万が一ここを読んで「お、じゃ読んでみるか」と思ってもらえたらこんなにうれしいことはないしさ。ってひとり言)

冒険小説?サバイバル小説?いや決してそんな枠に収まりきらない。心に響く普遍的な何かがあり、けれどもフィクションでしか味わえないドキドキわくわくがぎっしり詰まった、これはほんとにすごい小説です。