りつこの読書と落語メモ

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こわいものなんて何もない

こわいものなんて何もない

こわいものなんて何もない

★★★★★
こどもを題材にした短編集。なんといっても表紙がすばらしい。‥なのに画像ない‥。

一話ごとの扉の絵がすばらしい。この作者の作品ははじめて読んだんだけど、これほどこどもの視線でこどもを描いた作品は珍しいのではないかな、と思った。自分がこどもだったときの、いやーな感じがうん10年ぶりに蘇ってきたよ。

自分より少し大きな子が自分に話す『あの木の下を通る時は息を止めていないと魔女の臭いを嗅ぐことになる』というような、「おそろしい」話。
こちらがいやがっているのに毎日訪ねてくる友達。話すことのほとんどが嘘の友達。

そんな話が、決して意地悪すぎにあっさりと描かれていて気に入った。