りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭12月中席昼の部(10日目)

12/20(火)、末廣亭12月中席昼の部に行って来た。
千秋楽なので気合を入れて有休とって。


・竹もん「味噌豆」
・吉幸「家見舞」
・一矢 相撲漫談
・圓満「道灌」
・笑好「動物園」
チャーリーカンパニー コント
・夢丸「ろくろ首」
・歌蔵「代書屋」
・章司 江戸売り声
・柳好「子ほめ」
・小南治「いかけや」
東京ボーイズ 歌謡漫談
・松鯉「赤穂義士伝より殿中松の廊下」
~仲入り~
・くま八「雑俳」
・京太・ゆめ子 漫才
遊雀「堪忍袋(前半)」
・金太郎「たらちね」
ボンボンブラザーズ 曲芸
・南なん「ねずみ」


夢丸師匠「ろくろ首」
この浅めの出番で「ろくろ首」をやってしまう夢丸師匠が好きだー。さすがに駆け足だったけど、その心意気がほんとに素敵。ほんとに夢丸師匠っていくつ噺を持ってるんだろう。すばらしいな。


小南治師匠「いかけや」
やっぱりちょっと珍しい噺をしてくれる小南治師匠。それだけでポイントアップだなー。
いやしかし全然芸風が違う一門だなぁ。南なん師匠、小南治師匠、金太郎師匠。師匠の小南師匠ってどんな落語をされる方だったんだろう。聞いてみたくなってきた。


東京ボーイズ 歌謡漫談
いつもと違うパターンで、菅 六郎先生が歌を踊るというのでもううれしくなっちゃった。私、好きなんだよねぇ、六郎先生。
楽しかった~。ウクレレと三味線のコードが合ってないのだけ気になる(笑)!


遊雀師匠「堪忍袋(前半)」
前半の夫婦喧嘩のところまでだったんだけど、めちゃくちゃ面白い!
弁当の梅干しに飽きたから梅干しをたくあんに変えてくれと亭主が言うと、女房が「なにぉー(野太い声)」とすごんだ、と聞いた大家さん。二人の間に入るのだが、二人ともそれぞれに言い分がある。

女房が「この人(旦那)が嫌味っぽく、梅干しばかりだなって言うんです」と言うと、旦那が「梅干しばかりだなっていうのは事実を述べただけだ。嫌味じゃない。嫌味って言うのは、梅干しか珍しいじゃねぇかっていうのが嫌味」っていうのに笑った~。
寄席のこれぐらいの出番の遊雀師匠ってまたいいねぇ…。最高。


南なん師匠「ねずみ」
おお、これは鯉昇師匠の「ねずみ」。間違いない。そういえば前にも一度聞いたことがあったな、南なん師匠の「ねずみ」。

甚五郎と客引きの子どもの会話がかわいい。
「お客さん、夜は布団で寝たいですか?」をあの独特の口調で言われるとそれだけでなんかほのぼのおかしい。
またお客がどんどん来るようになって、一階と二階合わせて100人近く泊まってるとかっていうばかばかしさ。

地味な噺だけど、なんかこのちょっと童話っぽいところが南なん師匠の語りとあってて楽しかった。

千秋楽を「ねずみ」で締めるって南なん師匠らしいな。
ほんとに楽しい10日だった。そして私は10日中8日行ってしまった。南なん師匠の落語を毎日見られるの、幸せだったなぁ。