りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ナオユキ・天どん二人会

6/20(火)、HACOで行われた「ナオユキ天どん二人会」に行ってきた。
 
・天どん「自慢探偵」
・ナオユキ スダンダップコメディ
~仲入り~
・ナオユキ スダンダップコメディ
・天どん「佃祭」
・ナオユキ&天どん アフタートーク
 
天どん師匠「自慢探偵」
ナオユキさんとの会はいつも楽しい、と天どん師匠。
楽屋で話していてもすごく楽しくて「あー芸人になってよかったなぁ」って思う。そういうことって案外なくて、他の芸人といると「あーこの仕事向かねぇ」と思う。
たいてい芸人ってすごい自慢するんだけど、ナオユキさんはそういうところがない。
 
たいてい一緒に出る人のことをぶちぶち言う天どん師匠が一切毒を吐かないのって確かに珍しい。
 
自慢する人同士が話をしてると喧嘩になりそうだけどそんなことなくて、誰から「俺〇〇だったんだぜ」と自慢すると聞いてる相手が「俺なんかもっと〇〇」って自慢して、どんどん盛り上がって二人できゃっきゃ言ってる。
 
そんなまくらから「自慢探偵」。
男が二人で話をしていて、片方が「この間俺さ」と話しかけると「ちょっと待った!」と割って入ってきた男。
「これから自慢をしようとしているな?私は自慢を取り締まっている!」
何者かと思っていると、この探偵の助手が「この方はどんな自慢も取り締まる自慢探偵だ」と説明。
 
「この間」というワードがすでに自慢だという。そこから「こんなにすごいことがあった」とそう続くんだろう、と。
いやそんな話じゃないと言っても「だめだ」。
「じゃいつなら自慢じゃなくなるんだ」と聞くと「あれはいつだったか…もう覚えてない」ならいいという。
 
そんな感じでどんなワードにも自慢を見つけ出す探偵との会話、というとてもシュールな新作(笑)。
探偵の助手がとてもエキセントリック?な人物像で、わけわからないんだけど笑った笑った。
 
ナオユキさん スダンダップコメディ
久しぶりのナオユキさん。大好きなんだよねぇ、ナオユキさんの世界。
久しぶりだったからほとんど全部のネタが新しくて新鮮だった~。
相変わらず、酒場にいるめんどくさい人たちを語ってるんだけど、前にはなかったキャラが!
四方八方に向かって語りかけるおじいさんがおかしくておかしくて。このおじいさんは…歯がないんですね?!打ち上げの時にナオユキさんに聞いたら、ほんとにそうだったので笑った笑った。いるよね、歯を治すぐらいならその分酒飲むわ、って抜けっぱなしにしてるおじいさん。
 
あと自信満々の大阪のめんどくさいおねーさん。これももう目に浮かんでくるし、ほんとにそういう人が言いそうな言葉がツボでもう笑った笑った。
 
ナオユキさんの語りって音楽なんだよなぁ。それがとても心地いい。
繰り返しで生まれてくる高揚感がたまらない。
楽しかった!