りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭2月上席昼の部~夜の部(途中まで)

2/8(土)、末廣亭2月上席昼の部~夜の部(途中まで)行ってきた。


・左ん坊「からぬけ」
・たん丈「新寿限無
・カンジヤママイム パントマイム
・三朝「やかんなめ」
・天どん「長ネギ」
・紋之助 曲独楽
・圓十郎「まんじゅうこわい
・一九「親子酒」
・小菊 粋曲
・はん治「妻の旅行」
・文生 小噺、志ん生の物まね等
・正楽 紙切り
・小燕枝「権助提灯」
~仲入り~
・小団治「大安売り」
・アサダ二世 マジック
・馬の助「権兵衛狸」&百面相
仙三郎社中 太神楽
・小ゑん「顔の男」


・市松「たらちね(前半)」
・緑太「反対俥」
・おしどり
・きく麿「首領が行く!」

 

たん丈さん「新寿限無
噂のたん丈さん、初めて見た。
なまはげ小噺からの「新寿限無」。な、なるほど(笑)。なにかこう…私が何もできないまま高座に上がってやってしまった…みたいなお生な感じがあってちょっとうおおおっとなったんだけど、でもなまはげ小噺でちょっとツボに入って笑ったら「こちらを向いてやろうかな」と言われてしまった。わははは。

天どん師匠「長ネギ」
20年ぐらい前に38度出てどうしても一晩で治したかったので当時ネットで検索するようなこともできずに、「(イメージ)」のままネギをお尻に入れると熱が下がるという民間療法を試してみた、という話。
ステテコ姿でお尻にネギをはさむ姿を上手にも下手にも見せつける、というサービス(?)ぶり。
笑った笑った。

 

小燕枝師匠「権助提灯」
焼きもち焼きの亭主が5階から冷蔵庫を投げつける小噺でどっかん!とウケて、すごいなー。話し方とか間がいいから初めて聞いた人が本気で笑ったのが伝わってきた。
そんなまくらから「権助提灯」。
旦那をバカにしきっている権助と、律義に本宅と妾宅を行ったり来たりする旦那がおかしい。
小燕枝師匠の「うぇーーーーい。月々おあしを運んでくる旦那が来たぞーーーぃ」の声が好き。楽しかった。

 

小ゑん師匠「顔の男」
おおお。寄席で…しかも池袋以外の寄席で「顔の男」を見られるとは。嬉しい。
電気オタクの部長と部下が自分の行きつけの店(はんだ付けバー、溶接バー、編み物バー)などの様子を説明するところで「ほら、客が付いてこれなくなったぞ」とか「引いてる」とかつぶやくのがおかしい~。
部長行きつけの「顔の店」に入ってからのまぐろとトロの脂ぎり方の違いに笑う。
あとタコの踊り食いをやって親方にキレられるの…最高。
あとで小ゑん師匠のTwitter見たら「ひらめとカレイやるの忘れました」と書いてあってそれもおかしくて。見たかった。ひらめとカレイの違い。

 

緑太さん「反対俥」
まくらで、最近やった自分の独演会…小さな会場で小さな会ですよ、と言いながら…の後の打ち上げで占い師をやっているというお客さんとの会話のまくら。ツボにはまって大笑いしてしまった。

「反対俥」も途中のフェイクに見事にひっかかってまた大笑い。
楽しいなぁ、緑太さんの落語。

 

きく麿師匠「首領が行く!」
さすが一時期見まくっていたというだけのことはあってこの登場人物たちのしゃべるVシネマっぽい話し方が最高だ。
夜席に入ったばかりでお客さんも少し減ってあたたまりきってないところをぐわっと自分の世界に引き込んでいくの、すごいなー。
まーろ様も遠くに行っちゃったなぁ…。嬉しいような寂しいような。