りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独 」

 

★★★★★

奇妙な寒村を開墾しながら孤独に生きる一族。その宿命を描いた、目も眩む百年の物語。
1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行されて以来、世界の名だたる作家たちが賛辞を惜しまず、その影響下にあることを公言している世界文学屈指の名著。現在までに46の言語に翻訳され、5000万部発行されている世界的ベストセラー。「マジック・リアリズム」というキーワードとともに文学シーンに巨大な影響を与え続けている。2022年にはNETFLIXが映像化の権利獲得を発表、大きな話題を呼んた。蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族の歴史を描いた一大サーガ。解説=筒井康隆

若い頃に読んで「なんじゃこりゃ。面白~い!」と思った記憶があったんだけど、内容を覚えてないから再読。
で、このブログを検索したら、感想があった。

mritu47.hatenablog.com

若い頃と思ったけど、たいして若くなかった頃じゃん。内容どころか、そういう記憶すら曖昧なのか。笑うしかない。


一族の歴史だが、みんな似たような名前だし子どもも同じ名前だし日常の中にとんでもない内容が当たり前のように紛れ込んでくるし、生と死の境も曖昧だし、しかもそれが淡々と語られていく。

登場人物の中で私が好きなのは今も昔もウルスラ。
もう最後は子どものおもちゃにされるぐらい頭も混乱して小さくなっちゃうんだけど、この一族を支えていたのは間違いなくウルスラだ。

ウルスラに代わって次に一族の実権を握るフェルナンダは、陰気だし頭固いし好きになれる人物ではなかったけど、長年の不平不満を夫の耳元で大声で一日半ぶちまけ続けた描写で好きになった。亡くなり方もフェルナンダらしくて良かった。

みな死に方は悲惨なのだが、特に長生き(120歳とか150歳とか)した人の末路はかなりグロい。でもそこにも説得力があるというか、なんかたくましくていいなぁと思ってしまった。

 

最近の私はメモを取りながら読むようにしているので、人物がごっちゃになったり物語の中で迷子になることはなかったんだけど、誰が誰だか分からなくなったりしながらも物語の中に入り込んで勢いで読んだ時の方が面白く感じた気がする。

誰が何をしたかを時系列で丁寧に追いながら読むと、なんか物語との距離が縮まらないんだよな。メモを取りながら読むことの弊害かもしれない。

きちんと理解したいならこの後評論とか考察とか読めばいいんだろうけど、そうしたいとも思わないんよなぁ。
であれば誤読でも乱読でも前みたいにスピード感を持って読んだ方が楽しめるのかも。

読む本のタイプによってメモを取るかどうかを検討したほうがいいかもしれない。

というメモ。