りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ナオユキ・天どん二人会

4/16(水)、HACOで行われた「ナオユキ・天どん二人会」に行ってきた。

・天どん「冷蔵庫」(?)
・ナオユキ
〜仲入り〜
・ナオユキ
・天どん「付き馬」

天どん師匠「冷蔵庫」
今行われている真打披露興行、後輩に誘われて打ち上げに参加した話。
二次会でキャバクラに行って…という話で、数多いるどんギャルをドン引きさせるのか?!とドキドキしていると、自分はああいう店は苦手だ、と。そう言いながらも、若くて可愛い子が志ん吉さんの方に行ってしまって気に入らない様子。自分に付いたのがどうやら若くも可愛くもない子だったらしいのだが、年齢層が決して低くはない客に気を使ったのか?「リアリティのある女性」と言ったのがちょっとおかしかった。
変な気の使い方!

あの騒動の真相はこういうことじゃないかと思いますと、世間で話題の小保方さんらが登場する新作落語
シュール〜。でもこういう噺がいかにも天どん師匠っぽくて好きだ。やっぱり私は天どん師匠は新作が好き。

ナオユキさん
待ってましたのナオユキさん。
この間道楽亭で見てますますトリコになり、また見られるのを楽しみにしていたのだ。
外国に行って帰ってきた男の鬱陶しさよ…。いるなぁ、こういう人。
写真を見せておいて「写真では伝わらへん」。
どんなに良かったかすごい体験だったかを自慢して「飛行機とか安いしお前も行けや」。
即座に突っ込むそのスピードがいい。

雑居ビルの二階の居酒屋の客はもう馴染みになっていて(私が)また会えたね!とうれしくなる。 オチを言う前にもうおかしくておかしくてゲラゲラ笑ってしまう。
そしてこの日は特にテンション高め。ナオユキさんのテンションが高めというわけじゃないのに、出てくる酔っぱらいのテンションが高い。
なんだろこれは?と思っていると、ナオユキさんが「出てくる人たちが勝手に暴れだして自分で制御できなくなる」。おお、まさにそういう状態だったんだ!

あと商店街を歩きながらお店にツッコミを入れていくのも面白かった。
一緒にアーケードを歩いているような風景が浮かぶ感じがある意味落語的でもある。
説教するのは見込みがあるからしてやってるんだぞというおやじ。一人で飲みたいから立ち飲みにきたと言いながら鬱陶しく話しかけてくるおやじ。
最近おやじと飲むようなことが全然ないので、酔って説教されることも変な自慢をされることもなくて、ちょっと寂しい。

天どん師匠「付き馬」
噺の途中で、天どん師匠の後方をネズミ(本物)が走って行ったのが凄かった。(そんな感想かよ!)

二人のトークは予想通りグダグダだったけど、ナオユキさんが自分が壊れる様子を、ネジが緩んで自分の部品が次々飛び散っていくのを自分で慌てながらももうひとりの自分が「もっとやれ!」と面白がっている、と表現したのが面白かった。
場の空気や自分のコンディションによってきっと毎回テイストが違ってくるんだろうな。もっと見てみたいな、ナオユキさん。