りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場4月中席昼の部

4/13(土)、鈴本演芸場4月中席昼の部に行ってきた。


・与いち「手紙無筆」
・吉緑「竹の子」
・ストレート松浦 ジャグリング
・歌奴「初天神
・小袁治「芋俵」
・ダーク広和 マジック
・駒治「鉄道戦国絵巻」
・さん喬「時そば
・橘之助 浮世節
・文菊「権助提灯」
~仲入り~
・二楽 紙切り
・燕路「粗忽の釘
・菊之丞「替り目」
・ホームラン 漫才
・小ゑん「長い夜改Ⅱ」

与いちさん「手紙無筆」
寄席が初めてのお客さんが多い雰囲気の中、後ろの方で大音量で携帯が鳴ったら、兄貴分が「だから…携帯は切ってね」と注意。
お客さんもどっと笑ったし、多分それで切った人もいると思う。グッジョブ。


吉緑さん「竹の子」
この日のお客さんにこの噺がぴったりでものすごい盛り上がり。
ニツ目さんでこんなに盛り上がったら嬉しいだろうなぁ。
すごく楽しかった。


駒治師匠「鉄道戦国絵巻」
真打になってから寄席でもいろんな新作をかけるようになってとても嬉しい。
東横線が東急を脱退しJRに寝返り、残った東急電鉄の電車とJRとお戦国時代に突入するという鉄道オタクらしい新作でめちゃくちゃバカバカしくて楽しい。
噺をしながら「後ろの方のお客様が明らかに引いてるようだけど大丈夫ですか。私で引いてたらトリの小ゑん師匠の落語に付いて行けませんよ!」には大笑いだった。


菊之丞師匠「替り目」
テッパン中のテッパンでトリにつなげるいい流れの中で、帰って来て飲みたがる亭主におかみさんが「おでんでも買って来ようか?屋台が出てただろ」と言うと亭主が「ああ、出てた!ぐっつぐつぐっつぐつ!って」に大笑い。
寄席のこういう流れってほんとに楽しい~。

小ゑん師匠「長い夜改Ⅱ」
落語の新作の何が一番しょうもないって擬人化ですね。
鉄道が合戦したりおでんが喋ったりね…。私はもっと壮大な視点で…、と言って「長い夜改Ⅱ」。
トリだからたっぷり。スタバ、居酒屋、ファミレス、バー、渋谷センター街
ちゃんと時代に合うように設定を合わせていくというのが小ゑん師匠のすごいところ。
それでも漂う昭和の香りがたまらない。
なんか昼席の楽しさを満喫できたなぁ。最高。