りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

すーちゃんの恋

すーちゃんの恋 (幻冬舎文庫)

すーちゃんの恋 (幻冬舎文庫)

★★★★

カフェを辞めたすーちゃんの転職先は保育園。子供たちに囲まれて調理師として働き始めて5ケ月。37歳になったら結婚して子供を産んで、「お母さん」として生きていると思っていたのに、結婚どころか、彼氏もいない。そんなある日、すーちゃんに訪れた久々の胸の「ときめき」。これは恋? すーちゃん、どうする!? 共感のベストセラー4コマ漫画。

相変わらず面白い。丁寧に正直に女性の心理を描いているなぁ。
結婚してもしなくても子供を持っても持たなくても、わたしはわたし。それで何かを手にいれたり逃したりはしないのだよなぁ。
それなのに何かを得たような気持ちになったり大事な何かを逃しているような焦燥感があったりする。
選択肢があるだけにあれこれ考えてしまうのだろうか。あるいはただのないものねだりなのだろうか。
いろいろ悩む37歳のスーちゃん。あのね、40代はもっとしんどいよ(ニヤリ)。

逃げたんじゃなくて辞めただけよ、っていう園長先生の奥さんの言葉には思わずホロリ。私もその言葉欲しかったんだな…。私も年下の人にそう言ってあげられる年長者になろう…。