再生巨流
- 作者: 楡周平
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 単行本
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脳みそに錐を刺して、血が噴き出るまで考えろ!それが俺たちの仕事だ!全てを捨てて打ち込んできた仕事から左遷された男たちは、画期的物流システム構築に自らの企業人生を賭けた!差し迫った巨額の決済、保身に走る上司、君臨するカリスマ社主…。業界一位の巨大運輸企業を舞台に、男たちの熱いドラマが弾ける!実現可能!前代未聞!画期的なビジネスモデルを織り込んだ、話題騒然の経済小説。
珍しいものを読んでしまった。「話題騒然の経済小説」ですって。経済小説…。一生読むことはないと思っていたよなぁ…。そもそもなんでこれを読んだんだろう、私…(←覚えてないのかよっ!)
読んでみようと思った本を書いているメモがあるんだけど、そこにこの題名と「ノンフィクション」って書いてあったんだよね…。でもノンフィクションじゃないでしょ、これは…。いったい何を見て「読んでみよう」と思ったのか、どうして「ノンフィクション」ってメモしてあったのか、いまとなってはわからない。
こ、これはまさに、おやじ’S Dream?
猛烈サラリーマンがその猛烈ぶりから上司に疎まれて左遷されて、押し付けられただめそうな部下とともに、新ビジネスを考えてそれの実現に向けて奔走する。逆境から立ち上がるその姿は確かにかっこよくて「うぉーー」なんだけど…。
なんかまるで「課長島耕作」のようなんだよな…。
直属の上司は嫌なやつなんだけど、社主が味方になってくれたり。
ものすごい実直で信頼できる部下を見つけたり。
これでお色気があれば完璧か、みたいな…。
きっとあんまり本を読まないおやじにウケるんだろうな…。
ってなんか冷ややかな感想…。すまん…。