プルーストを読む生活1 第一篇スワンからゴモラまで
「プルーストを読む生活1 第一篇スワンからゴモラまで」(柿内 正午)
★★★★★
神保町でプルーストの「失われた時を求めて」を全10巻を買った作者が毎日少しずつプルーストを読みながら読書とそれ以外のことをつづった日記。
本屋さんのイベントで店主さんから勧められて購入していたのを読書がすすまない今こそ読み時なのではと思い読んでみた。
面白い!と何もそこまでいろいろ考えなくても(めんどくさ!)と私もこういうのやってみたい!の間をぐるぐるしながら楽しく読んだ。
こんな時だからこそ読んで楽しかったし励まされもした。
本を読むことは孤独な行為だけど扉が開いて視界が開ける楽しさは格別。
知識を得るために本を読むということはしないけれど、自分以外の誰かの言葉、自分の知らない世界を知ることができることはなんて贅沢で幸せなことなんだろう。
そんな気持ちになった。