りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

死者の国

 

死者の国 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

死者の国 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 

 ★★

 パリの路地裏で、両頬を耳まで切り裂かれ、喉には石を詰められたストリッパーの死体が発見される。パリ警視庁警視のコルソはこの猟奇殺人の捜査を進めるが、ほどなく第二の犠牲者が出てしまう。被害者二人の共通点は、残忍な殺され方、同じ劇場で働いていたこと、そして元服役囚の画家ソビエスキと交際していたこと。この画家を容疑者と考え、追い詰めるコルソを待ち受けるのは、名画をめぐる血塗られた世界と想像を絶する真相だった…!『クリムゾン・リバー』の巨匠が放つ戦慄のサスペンス!

ええええー?こんなのありー?

主人公のコルソ警視がひどすぎやしないですかね?
自分の勘だけで突っ走るしすぐ殺しちゃうしそういうのは隠蔽しちゃうし困ったことがあると捜査部長に泣きついて。そもそも自分が闇抱えすぎでしょ、と思ったら、後半になって驚愕の展開。おいおいおい。
「死者の国」ってそういう意味だったのか。二重に酷い。事件そのものも真相も。

でも読メやアマゾンのレビューを見ると結構高評価。
犯人は…とか、真相は…とかではなく、話がごろごろと転落していくのを楽しむべきだったのかな。私には楽しみ方がよくわからなかったな。