りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

昼八ツ落語会

UNA galleryで行われた「昼八ツ落語会」に行ってきた。

・さん助師匠 ご挨拶
・さん助「かぼちゃ屋
・さん助「臆病源兵衛

さん助師匠 ご挨拶
先週末、一門で九州に行ってました、というさん助師匠。
うちの一門では落語体操というやつをやります。落語の所作を体操にしてやるんですけど、この時は白Tシャツに白い短パン、白いソックスを履くことになってます。
私が楽屋で白T着て短パンを履いてるとうちの総領弟子が…「え?お前それ…ステテコ?」っていうんです。
「いや兄さん、これはステテコじゃありませんよ。短パンですよ」
「いやいや、それステテコだろ?」
「違いますよ。短パンですよ。さすがに間違えませんよ」。
何度かそんな会話をして改めて見てみたら…ステテコでした…。
ちょっと言い訳させてもらうと、私がその時履いてたのは少しこじゃれたステテコで…ウエストのところに黒い線が入ってたのでステテコだと思わなかった…。いやでも下着ですからね…間違えないですね、ふつう。
楽屋にいた人間がみんなあっけにとられてましたね…。

…ぶわははは。
すごいな、さん助師匠。さすがです。

さん助師匠「かぼちゃ屋
与太郎のけだるさが独特で面白い。結構あれこれ理屈を言うんだけど、めちゃくちゃなところもあるけど、言いえて妙ということもあって、それがおかしい。
与太郎を見送るおじさんが「売り声は大きな声で」「裏通りを行け」「上を見ろ!」などと大声でいつまでも叫んでいるのがエキセントリックで、え?おじさんは常識人じゃなかったの?(笑)
さん助師匠らしい、ちょっとエキセントリックな「かぼちゃ屋」で面白かった。

さん助師匠「臆病源兵衛
私は間違いなくビビりです、とさん助師匠。
なにせ、待ち合わせしていて待ち合わせしてる人が現れるとびっくりしちゃうんですから。
そんなまくらから「臆病源兵衛」。
源兵衛がキャーキャー言って怖がるのがやたらとおかしい。
夕方になって部屋を閉め切って蚊帳の中で震えている源兵衛が、はっつぁんに「あにぃの所に源兵衛のことを見初めた女が来ている」と言われると、「行く」と急に低い声で答えるのが、はっつぁんが言ってた通り源兵衛の女好きが伺えて面白い。
そのくせ扉のところまで出てくると「うわぁ、はっつぁん!!」って驚くのが、まくらと繋がっていて面白い。

その後、兄貴の家に行ってからのやりとりや、不忍の池のくだりになって、少しテンションが下がったのはなんでだろう?ちょっと疲れちゃった?
でもすごくさん助師匠に合ってる噺だと思ったので、また見たいな。