その落語家、住所不定。 タンスはアマゾン、家のない生き方
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身一つで世界中の落語会を飛び回る、家さえ持たない究極のミニマリストである著者が、自らの生き方哲学と実践を初めて明かす。
前座時代にお金がなくてバイトをすることもできなくて(師匠に呼ばれたらすぐに行かないといけない)どうやって食っていたかというところからもうぶっ飛んでる。
こしら師匠って、なんでも金儲けに結び付けているように見えるけれど、実はお金を目的としていないところも面白い。
自分じゃなくてもいいことはやらないとか、不得手なことからは逃げるとか、生きるヒントもたくさん。
ここに書いてあること全部が全部賛同できるわけじゃないところも含めて楽しい一冊。
読んでいるとまた無性にこしら師匠の落語が聴きたくなってくる!また行こう、「こしらの集い」。