りつこの読書と落語メモ

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坂本頼光定期独演会 活弁への招待 第三回

2/1(金)、日暮里サニーホールで行われた「坂本頼光定期独演会 活弁への招待 第三回」に行ってきた。
すっかり活弁のトリコになって先月に引き続きまた来てしまった。また新たな扉が開いた感じでワクワク!


無声映画ジャックと豆の木」説明=坂本頼光、伴奏=古川もとあき
無声映画「いかさまナポレオン皇帝」説明=坂本頼光、伴奏=古川もとあき
無声映画「サザザさん第三話」説明=坂本頼光
~仲入り~
トーク 坂本頼光&古川もとあき
無声映画ロイドの要心無用」説明=坂本頼光、伴奏=古川もとあき

無声映画「いかさまナポレオン皇帝」説明=坂本頼光さん、伴奏=古川もとあきさん
始まる前に頼光さんからこの作品は起承転結の起承しかないような作品で…というお話。「ジャックと豆の木」を1902年に作ったエジソン社が2年後に作った作品。
精神病院に入れられている自称ナポレオン皇帝が病院を逃げ出し、それを病院の人たちが追いかける、というストーリー。
おかしいのはこのナポレオンが逃げながらも何かと皇帝っぽいポーズをとるところ。それを坂本さんが「ここでまた皇帝のポーズ!」と絶妙のタイミングで説明するのがたまらなくおかしい。
確かにヘンテコだったけど、起承転結がないということはなく、ちゃんとオチがついていて面白かった。


無声映画「サザザさん第三話」説明=坂本頼光さん
これを作った時、ヒッチコックに心酔していたという頼光さん。
「知りすぎたマツオさん」ということで、崖にそびえたつアナゴさん宅、会わせてくれない奥さんなど、ミステリータッチ(笑)。
何が好きってタマが…見た目という語りいい…たまらん。それに対してマツオさんが「畜生のくせに!」と強気なのもおかしい。

無声映画ロイドの要心無用」説明=坂本頼光さん、伴奏=古川もとあきさん
これが一時間の長講!
坂本さんも大変だけど、ギター弾きっぱなしの古川さんも大変だー。途中ピックを落としたのがちょうどピンチのシーンで(とはいってもこの映画ピンチがずっと続くんだけど)それを活弁でいじる坂本さんもおかしかった。

後半のビルの壁をのぼっていくシーンはスリル満点で何度も「うぉっ」と声が出た。
映像に合わせた音楽が臨場感を増してくれるんだけどそれが全然邪魔にならないところがさすが長年ゲーム音楽を作ってきた古川さん!かっこよかった。

 
こんなものを発見。やばい(笑)。


桃太郎