りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭1月下席夜の部

1/23(火)末廣亭1月下席夜の部に行ってきた。

桃之助「熊の皮」
・ポロン マジック
・小助六「やかんなめ」
・柳太郎「おかえり」
・正二郎 太神楽
・小文治「田能久」


助六師匠「やかんなめ」
前の日の大雪についてのまくら(末廣亭をつとめた後、松戸まで。遅い時間だったせいか案外電車も混んでいなくてほとんど遅れもなし。松戸からのバスもたいして遅れず、また雪にまみれることもなく。しかし家に着くと雪かきがしてなかったため、玄関に入るまでの間で靴がえらい汚れてしまった。どこに落とし穴があるかわからない)から「やかんなめ」。
短い時間でまくら長めでも「やかんなめ」までできちゃうのがすごい。

助六師匠は語りも体の動きもしなやかだから見ていてほんとに気持ちいい。
といって「うまいだろ」という嫌味な感じが全くなくて、あくまでも軽くてふわふわと楽しい。
いいなぁー。また寄席で見る小助六師匠がいいんだなぁ。ふわふわっと軽くて明るくて。

声をかけられたお武家様の男らしい「あいわかった!」に笑い、「やかん頭をなめさせてくれ」と言われてぷるぷる怒る姿に笑い、振り返ってべくないに文句を言う姿に笑う。
楽しかった!

柳太郎師匠「おかえり」
前にも聞いたことがある新作。
お金を持ってないからって船頭に断られた男。はっと目覚めると箱の中。
漂うお線香の香りに母親の涙声。
しかし案外みんな冷たいっていうのがばかばかしくて笑っちゃう。
シュールな噺だなぁ(笑)。
この師匠、他にもいろいろ新作作ってるんだろうか。見てみたいな。


小文治師匠「田能久」
前にも聞いたことがある小文治師匠の「田能久」。
鳴り物入りなのも嬉しいし、花魁のしぐさや芝居のしぐさもきれいで、見ていてウキウキ楽しくなる。
こういう噺、好きだなぁ。
すごく楽しくてきいている間とても幸せだった。よかった。