りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

噺家の卵 煮ても焼いても

 

噺家の卵 煮ても焼いても: 落語キッチンへようこそ! (単行本)

噺家の卵 煮ても焼いても: 落語キッチンへようこそ! (単行本)

 

 ★★★★

落語も料理も、調理人の腕次第!五代目柳家小さんに入門して50年、洋食屋の倅が当代きっての古典落語の料理人になるまで、そして弟子11人を育て上げるまでを、たっぷり語ります!?

師匠のこと、弟子のこと、落語との向き合い方。サービス精神旺盛なさん喬師匠らしく、たっぷり書いてあってとても面白かった。

どの一門でもおそらく最初の方の弟子ほど師匠のことを恐れていて、小三治師匠よりさん喬師匠の方が小さん師匠を恐れてない感じがしたし、喬太郎師匠よりやなぎさん方がさん喬師匠を恐れてないんだろうな、と感じた。

個人的には大好きなさん助師匠のことを「間口が広い」「面白い噺家になりました」と書いてあったのがとても嬉しかった!