りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

上野広小路亭9月上席

9/5(火)、上野広小路亭9月上席に行ってきた。

・あら馬「金明竹
・金の助「子ほめ」
・伸べえ「二人旅」
・音助「転宅」
・よし乃 太神楽
・柏枝「引っ越しの夢」
・遊之介「たらちね」
・宮田章司 江戸売り声
・遊三「火焔太鼓」
~仲入り~
・小助六「お見立て」
・Wモアモア 漫才
・遊吉「安兵衛狐」
・蝠丸「昭和任侠伝」
・小天華 マジック
助六「長命」


金の助さん「子ほめ」
明るくて元気で楽しい。会話の時に「え?」と身体を引くのがアクセントになってるんだな。

音助さん「転宅」
ものすごい安定感。以前より生真面目な感じが抜けて、ほよっといい感じに。
女が色っぽくていいな。泥棒の間抜けな感じにかわいさが加わったらもっともっと魅力的になる気がする。

柏枝師匠「引っ越しの夢」
柏枝師匠の無表情と上半身をぴしっとして動かさないところがこの噺にぴったり!
目をぎょろっと開いたまま「んごーんごーー」といびきをかくのがたまらなくおかしい。
夜這いをかけようという店の人たちのいやらしさもこの師匠がやると全然気持ち悪くないので、ただただおかしい。楽しかった!

助六師匠「お見立て」
若い衆の軽さと花魁の気だるさと田舎の「お大臣」の素朴さがくっきり。
テンポがいいから聞き心地がいいんだよなぁ。大好き。

遊吉師匠「安兵衛狐」
早口でさらっとした語りがくどくなくて好き。繰り返しが妙におかしい。

蝠丸師匠「昭和任侠伝」
ほんとは幽霊の噺をしようと思ってきたんですけど、もう先に出ちゃったので、と「昭和任侠伝」。
このばかばかしさと楽しさ。ほんとにいつ見ても安定した面白さ。最高だ。


助六師匠「長命」
面白かったんだけど、なんとこの芝居毎日トリで同じ噺をかけていたと聞いて、えええ?毎日見に行ってトリが毎日同じ噺だったらがっかりだなぁ…。