りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

週刊キッショウ10

4/5(火)、高円寺・庚申文化会館2Fで行われた「週刊キッショウ10 」に行ってきた。
吉笑さんが今年に入ってから毎週1回どこかの場所で会をやるようになったことは知っていたのだがなかなか行けずようやく参加できた。

・笑坊「真田小僧
・吉笑「道灌」
・吉笑「子ほめ」
・吉笑「手動販売機」

吉笑さん「道灌」
志ら乃師匠に稽古をつけてもらったという吉笑さん。
今まで談笑師匠にしか稽古をしてもらったことがなく、しかも師匠の稽古は8分ほど見て「うん。いいよいいよ」と褒められて終わってしまう。
最近ちょっと思うところがあって落語の基本を勉強しなければと思い、志ら乃師匠に稽古をお願いした。
最初は何か噺を教えてもらおうかと思っていたのだけれど、師匠が上下のふりかたやなぜここはこういう風にやるのか等の基本を教えてくれて、すごくためになった。自分はいったいこの8年間何をやっていたんだ、という気がしないでもない。

と自分でハードルをあげてからの「道灌」。
これがとっても面白かった。そんなに中身を変えてないんだけどところどころに吉笑さんらしい解釈やねじれみたいのが入るところが強味だなぁ。もっと古典もやるといいのかも。
そしてなんか面白い人だなぁと思う。吉笑さんって。
頭が良くてそつがなさそうなんだけど結構不器用なところもあってその二面性が魅力かな。

吉笑さん「子ほめ」
「道灌」と比べると完成度がイマイチで本人もそれを認めているのがちょっと面白い。

吉笑さん「手動販売機」
いかにも吉笑さんらしい新作。
缶が出るときの「がっしゃん」という音が妙にうまくて、それまで厳しかった先輩に「お前なかなか筋がいいな」と褒められる新人がおかしい。