りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場 1月下席 夜の部

1/28(木)、鈴本演芸場 1月下席 夜の部に行ってきた。

・琴調「鼠小僧次郎吉 小仏峠
・はん治「粗忽長屋
〜仲入り〜
・小菊 俗曲
・志ん輔「宮古川(上)」
・正楽 紙切り
・百栄「穴泥」

琴調先生「鼠小僧次郎吉 小仏峠
講釈師の中で一番好きかもしれない、琴調先生。あんまり汗をかかないところ、張り扇をバンバンたたかないところ、声を張らないところ、笑いどころを用意してくれるところが好き。
「鼠小僧次郎吉 小仏峠」、前にも聞いたことがあるような気がするんだけど、どこでだったのか誰だったのか…。うーん…。

はん治師匠「粗忽長屋
はん治師匠の「粗忽長屋」は何回も見ているけど、ほんとに師匠に合っててえも言われぬおかしさ。
落語って「間」なんだなぁ…。

百栄師匠「穴泥」
最高に面白い。
ほんとに百栄師匠の古典ってなんでこう面白いんだろう。ふにゃふにゃと力が抜けてるんだけど、クスグリがもう死ぬほど面白くて、ずっと笑いっぱなし。

木戸が開いてますよ〜と注意するつもりで知らない人の家に入り、お膳に並んでいる酒の残りや食べ物を思わず口にしてしまうじんべえさん。
酒を一口飲んで「うまい。これはね、いい酒だよ。なんかわからないけど」
この、「なんかわからないけど」っていうのが最高におかしい。
その後も食べ物をたべて「うまい。なんかわからないけど」。ぶわはははは。

結構小心者のくせに人の家にあがりこんで飲んだり食べたりして、赤ん坊がはってくると「あんよは上手」とあやしてそのまま穴にどすん。
普通だったらありえないでしょこんなこと!と思うけど、百栄師匠がやると、この人ならそれぐらいのことしちゃうかもね、と妙にリアル。
楽しかったー。なんか楽しすぎたので明日も来よう!