りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第34回 はなし三人会

1/22(金)、第34回 はなし三人会に行ってきた。
なんとこれが最終回。この3人会大好きだったから寂しいなぁ…。

・吉窓「王子の狐」
・はん治「幾代餅」
〜仲入り〜
・菊丸「火焔太鼓

吉窓師匠「王子の狐」
吉窓師匠、好きなんだよねぇ。明るくて軽くて出てきただけで嬉しくなる。
「王子の狐」、狐をだましちゃったほうの男も悪気がなくてさっぱりしていて後味が悪くない。
話をして兄貴に脅されてすぐに反省するところがかわいい。

はん治師匠「幾代餅」
はん治師匠が「幾代餅」!!こういうことがあるからこの3人会好きだったんだよなぁ。残念だなぁ。
特別大げさにやったりしていないのにしみじみ温かい「幾代餅」。恋煩いをした清三を温かく見守る親方におかみさん。「金を貯めたら会わせてやる」という親方の言葉が嘘だったとわかっても親方を責めたりせずただただがっかりする清三が見ていてほんとにかわいそうになる。
それだけにその思いが伝わる場面に感動…。
はん治師匠らしい、じんわりあたたかい「幾代餅」、すごくよかった。

菊丸師匠「火焔太鼓
大好きな噺。
テンポが良くて威勢が良くて楽しい。
道具屋と殿様の間に入る侍がいいなぁ…。「商人というのは儲けるときに儲けておかなきゃ」っていう台詞を聞くといつもじーんとしてしまう。
驚きすぎて腰を抜かして水を欲しがってハンコをいくつも押しちゃう甚平さんがかわいいなぁ。
楽しかった〜。