さん助ドッポ
10/17(月)、お江戸両国亭で行われた「さん助ドッポ」に行ってきた。
・さん助「しの字嫌い」
・さん助「天災」
~仲入り~
・さん助「血煙の御所車 西海屋騒動より」
さん助師匠「しの字嫌い」
前回よりお客さんの人数が減ったことについて「
「でもやると決めたからにはやりますよ。
いや、あたしは来るぜ。来続けるぜ!そう思っていると「最後まで残ったお客さんは…
…ってひどいじゃない(笑)!
とにかく噺が複雑なのでこれからは前回までのあらすじと人物相関
わーい!それはありがたい!
なにせすぐに誰が誰かわからなくなっちゃうから。
仲入りの時とか帰りの電車の中でちゃちゃっとメモするんだけど自分のメモの字が
そんな話のあとに「
若い女の歯科衛生士さんに虫歯のチェックや歯磨き指導をしてもら
この間は助手の女性が担当だったんだけどレントゲンを撮るときに
それを聞いて先輩がやってきて「
…おまえが一番失礼だよ!
ぶわはははは。
もうこの話がツボで笑いが止まらない。おかしくておかしくて。
そんなまくらから「しの字嫌い」。
うおお。珍しい噺。三三師匠で一度聞いたことがあったっきりだ。
「し」
権助に言い返されてむきになり、権助が「し」
なんとかして権助に「し」
勝負に入ってほどなく旦那のセリフに「し」が入っていて、あれ?
「
まるで宮田陽・昇先生のネタみたいだ!
「俺、算数得意なんだよ。
「ほんとかよ」
「そうだよ。円周率100桁言えるから」
「それはすごいな。やってみて」
「うん。…3.24…」
「最初で間違えちゃってるけど!」
ってやつ。
いつか寄席でやってほしいなー。
さん助師匠「天災」
「天災」も大好きな噺。
自分の母親のことを「ばばあ」呼ばわりするくだりとか、
さん助師匠の八五郎はチャーミングで楽しかった!
さん助師匠「血煙の御所車 西海屋騒動より」
花五郎に半殺しにされた権次を妹のお雪が訪ねてくる。
最初はこんな姿は見せられないと言って姿を見せずにいた権次だったのだがお雪
その顔は陥没し目は落ちくぼみひどい有様。
それを見たお雪は「なんてことを…」と花五郎への恨みを募らせる。
自分はもう長くはないだろうと気弱になった権次は最近昔のことば
妹は兄に「ところで兄さん、あの件だけど伴蔵が…」と耳打ち。
伴蔵というのはお雪の旦那(お雪は妾)で町奉行をしている男。
何か悪だくみをしていることをうかがわせる。
その権次が亡くなったと聞いて葬式にやってくる花五郎。
「のこのこやってきやがって」と息巻く子分を窘めたのはお雪。
花五郎に向かって「来てくれただけでありがたい」
権次が亡くなったと聞いて自分はやりすぎてしまったと思い後味が悪く、
それから1か月後、花五郎が夜道を歩いていると「曲者!」という声が聞こえ、いきなり捕えられる花五郎。
何の罪でとらえられたのかも分からないのだが、自分を捕まえた男が油断したところを反撃に出た花五郎が命乞いをするその男の名前を問うと目明しの現蔵という伴蔵の手下であることがわかる。そして実は権次は死んではおらず、権次とお雪が伴蔵の力を利用して花五郎を捕らえ殺そうとしていることを知るのである。
捕えられたふりをして伴蔵の屋敷にやってきた花五郎は、女中たちの噂話から、お雪が「花五郎にこの世の地獄を見せてやる。一気に殺してなどやるものか。花五郎の母親がまだ生きているからこれを捕まえてなぶりものにして、その様子を見せてやる。」と言っていることを知る。
そろそろ花五郎が連れてこられるだろうと油断している伴蔵、権次、お雪がいる部屋に入って行った花五郎。
3人を殺し(ここが「血煙」)これで伴蔵の悪政も終わりだとその血で花五郎が殺したということを書き残すのだった。
…だったかな。
次回、あらすじをもらってから書き直すかも。なにせ記憶がもやもや…。
陰惨と聞いていたから覚悟していたんだけど、第一話目で金五郎を殺した時の「え?なんで?」よりはまぁ納得がいったというのもあったし、「血煙」のシーンが結構かっこよくてそれも見ていて楽しかったので、第一話よりは私はずっと楽しめた。
花五郎の話は次回が最終回ということなので、どういうことになるのか楽しみ。
「さん助ドッポ」今後の予定
11/28(月) 、12/26(月) 、1/30(月) 開演 19時(18時半開場) お江戸両国亭
子どもの夏休みの宿題のような素敵な相関図(笑)