りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

月刊少年ワサビ第89号

8/31(水)、らくごカフェで行われた「月刊少年ワサビ第89号」に行ってきた。

・わさび「粗忽の釘
・わさび「ANG(トライアングル)」(三題噺:鈴虫、ピアノ、バミューダ海域)
~仲入り~
・わさび「欠伸指南」

わさびさん「粗忽の釘
予約で満席となった今日の会。何名かお断りした人もいたらしく、皆さんはその人たちの想いも背負って見に来ているのですよ、とわさびさん。
この会を始めたころはお客の数が10数名ぐらいで、だいたい予約でそれぐらいだなとわかっていながらも前の日にプログラムを30部ぐらい刷って「こんなに来るわけないのにな。ふっ」と思っていたのが、今ではこんなに…とうれしそう。
確かにいつもの落語ファン以外に、ライブとかに来ていそうなオシャレピーポーもいて、わさびファンの裾野が広がっているなぁという感じ。

そんなまくらから「粗忽の釘」。
テンポがよく勢いがあってとても楽しい「粗忽の釘」。ところどころにわさびさんらしいクスグリが入ってそれがまた楽しい。

 

わさびさん「ANG(トライアングル)」(三題噺:鈴虫、ピアノ、バミューダ海域)
友人の家に遊びに行くと、冷蔵庫の中に入っていたプロセスチーズが三角じゃなくて細かく砕いてあったり、針金ハンガーが四角形だったり。なんだこれ?と思っていると「実は俺、三角形が怖いんだ」と。
バミューダ海域を信じて恐れている男が仕事で沖縄に行くことになり日本の「バミューダ海域」に飲みこまれてしまうのではないかと不安がり、飛行機でパニックにならないように昼夜逆転して飛行中は寝てしまおうと考える。

毎月ちゃんとお題に沿った噺をちゃんと仕上げてくるところがわさびさんは凄い。
多少無理があってもきちんとオチがついてはなしとして成立している。すばらしい。