りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

笑福亭たま深川独演会

8/26(金)、深川江戸資料館で行われた「笑福亭たま深川独演会」に行ってきた。
久しぶりのたまさん。好きな噺家さんが増えすぎてなかなか行けなかったんだけど、久しぶりに爆笑しようと思って来た。ゲストが萬橘師匠っていうのもうれしい。

・希光「平林」
・ふう丈「?(ハゲ依存の新作落語)」
・たま「強情」
・たま「船弁慶
~仲入り~
・萬橘「宗論」
・たま「クイズ(新作)」、ショート落語

 

ふう丈さん「?(ハゲ依存の新作落語)」
ちょっとハプニングもあったけどまだまだ若いふう丈さん。がんばれ~。

 

たまさん「強情」
最近のトピックが2つありましてこれ両方話すとものすごく長くなっちゃう、とたまさん。1つを先に話してもう一つは二席目の前にやります、と。
一つ目が神戸に寄席を作るという話。いろいろな政治的(?)事情もあるようなのだが、論理的に「こうや!」と言い切るたまさんが素敵。どんな結果になるんだろうか。気になるところ。
そんなまくらから「強情」。これは「意地比べ」だね。あまりしつこく「強情」じゃなくあっさりしてるところが好み。

たまさん「船弁慶
二つ目のトピックが引っ越ししたこと。
この時に電話番号が変わるかどうかを心配していて、普通だったら変わるところだけど光電話だからもしかして変わらずに済むんじゃないかと思い、OCNに電話して聞いてみた。
もし変わるなら解約するけどもし変わらないなら工事までの間が多少あいても構わないと言うと、変わらないとの返事。それならばと続けることにした。
工事まで1カ月かかると言われたのだが2週間たった時に工事の日取りを決めましょうと電話がかかってきた。そのとき担当者が「電話番号は変わりますが」とあっさり言った。
えええ?変わらない言うとったやん!だから1カ月待つことにしたのに!
あれこれ言い募ると「私ではわかりかねますので後で上司がかけなおします」と。
しばらくすると上司から電話があり「お問い合わせいただいた電話の内容を確認したところ、たまさんが”番号は変わるか”と聞いてオペレーターが”市内局番が変わらない移動であれば変わりません”と答えていた」と。
たまさんにしてみれば市内も市外もなく番号が変わるか?と聞いているのだがオペレータは「市内局番が変わらない移動なら番号は変わらない」と答えているので、両方とも間違っていない、と。
ということは俺だけが悪いわけやないよな?と言うと「ええ。ただこの場合、オペレーターが直接答えずに工事担当に代わるのがベターでした」と。

ベターってなんやベターって?こっちは番号が変わるか聞いているのにわからんこといって「変わらない」答えたんやからバッドやないかい!ベターっていうのはいいってことやろ。なんもよくないわ!グッドとバッドで言うたらどっちや!!と詰め寄ると「バッドです」。
こっちは転居はがきをもう出してしまっていてそれに住所は変わるけど電話番号は変わりませんと書いて出してしまってるんや!その分はどうしてくれるんや!と言うと「今のところその分を出すという判断はしておりません。」
それでも詰め寄ると「私では答えかねます。上の者に聞かないと」
それなら今答えかねるお前が俺に電話で話してるのはグッドとバッドで言ったらどっちや!
「ええと…バッドです」。

うわはははは。脚色してるんだろうけど面白い!
そんなまくらから「船弁慶」。これがまたすごく面白かった。鬼嫁の鬼ぶりが最高におかしい。
でも船のところになると鳴り物が入ったりしてそこがまた楽しい。

萬橘師匠「宗論」
仲入り後に出てきた萬橘師匠。たまさんとはもう7年来の付き合い。こうして呼んでもらえてうれしいですけどあの兄さんを一言で言うならば「めんどくさい」。花形演芸会で二人とも金賞を取ったんだけど、萬橘師匠の方が上に名前が出ていたことが気に入らん!と電話をかけてきたたまさん。
「お前のほうが得点が上っちゅうことやろ!」
「いやあにさん、そうじゃないですよ、きっと。たまたまですよ、たまたま」
「それはどういうことやねん!」
もうそんなん知らんわ!と思って話してると「それはグッドかバッドかどっちやねん!」

絶対話を盛ってるんだろうけど、面白い~。
長男を幼稚園に送って行った時の話もおかしかったなぁ。
そんな長いまくらから「宗論」。テッパンの面白さ。イエーーースキリスト」と言う時の、----でちょっとタメが入るのがわけもなくおかしい。笑った笑った。

たまさん「クイズ(新作)」、ショート落語
ここまでですでに2時間過ぎててほんとにたまさんの会は盛りだくさんだなぁ。
ショート落語、字を書くスペースがなかったからと人文字みたいので表してたのがいかにもたまさんって感じがして楽しい。
クイズチャンピオンの極意がいかにも頭のいいたまさんらしくて面白かった。