りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

池袋演芸場8月下席昼の部

8/26(金)、池袋演芸場8月下席昼の部に行ってきた。

・市朗「転失気」
・やなぎ「穴子でからぬけ
・燕弥「夏泥」
・さん助「真田小僧
ホンキートンク 漫才
・小はん「親子酒」
・菊志ん「看板のピン」
~仲入り~
・ろべえ「千早ふる・素粒子版」
・琴柳「笹野権三郎・海賊退治」
・仙三郎社中 太神楽
・三三「小言幸兵衛」

 

やなぎさん「穴子でからぬけ
地元北海道の長い長いまくら。今日は落語をやらないのかなーと思っていたら「からぬけ」を3分ほどで。やりたい放題ですね(笑)。

 

さん助師匠「真田小僧
これがまた見たことのないような「真田小僧」。
前半の金坊が話を引き延ばしてお金をふんだくるところはあんまさんじゃなくて親父の酒飲みの友だち。酒を買いに行って戻ってみると障子が閉まってて…友だちがおっかさんに襲いかかろうとしているシルエット…。障子に穴をあけてみるとお尻を浮かせておならをしてただけ。ばかばかしい!(笑)
その後、帰ってきたおかみさんに金坊の話から真田幸村公の話を親父が語りだすのだがこれがものすごくうやむや。
それに対しておかみさんが「お前さん、話の内容がよくわからないよ」「どれだけ話ベタなんだよ!」と言うのがおかしい。

帰ってきた金坊に「どこに行ってきた?」と聞くと、講釈を聞いてきたと。真田幸村公の話を聞いてきたと言う金坊に「お前また俺が話してるのを聞いてそんなこと言いやがって、じゃあ語ってみろ」と言うと、これがすらすらとよどみなく講釈を語り始める。
おおお、じゃ、さっきの親父が語れなかったのは、さん助師匠の記憶があいまいで喋れなかったわけじゃないのね!(←失礼!)
いやもうこのよどみなく語るところがおかしくておかしくて。
真田小僧」ってあんまり好きな噺じゃなかったけど面白かったー。

 

小はん師匠「親子酒」
初めて見る師匠。またかーの「親子酒」だったんだけど、ところどころが違っていて面白かった。
お酒を飲みたがるおとうさんがかわいい。

 

ろべえさん「千早ふる・素粒子版」
二回目だったんだけど面白い!
とにかくろべえさんは芸が暗くてまくらからどんどん内にこもっていくような印象。これぐらいはっちゃけたら楽しくていいと思う。がんばれ~。

 

三三師匠「小言幸兵衛」
おおう。また「小言」とは…ちょっとがっかり…。他の噺が聞きたかったなー。