りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭5月中席夜の部

5/30(月)、末廣亭5月中席夜の部に行ってきた。

結局この芝居、4日通ってしまった。
最近好きな噺家さん目当てで寄席に通うことが増えてきた。
通っていると、その日によって客席の雰囲気が全然違うことがよくわかる。
私はよく笑う客だと思うんだけど、それでもあまりにもまわりが笑っていないとなんとなく自分もしょんぼりしてしまう。
無理に笑う必要は全然ないと思うけど(私も苦手な噺家さんだとくすりとも笑えない時もある)、お客の側からすればおもしろいよーありがとうーという気持ちは笑いと拍手で伝えたいもの。
そんな気持ちで迎えたこの番組の千秋楽。お客さんも通った中で一番入っていてあたたかいお客さんでよかったー。

私に南なん師匠を勧めてくれた友だちに「南なん師匠ももちろんいいんだけどトリの蝠丸師匠もすごくいいんだよ」と声をかけたら千秋楽に見に来てくれてうれしかった。
しかも見た後に「すごいよかった。とっても好み。教えてくれてありがとう」と言ってもらってほくほく。

・小蝠「ろくろ首」
北見伸 マジック
雀々「代書屋」
・南なん「転宅」
・正二郎 太神楽
・蝠丸「浜野矩随」

雀々師匠「代書屋」
通った4日のうち3日雀々師匠の出番があってすっかり好きになってしまった。
もうとにかく明るくて楽しい。まくらも面白いけど落語に入ってもハイテンションそのままに走り抜ける楽しさ。

南なん師匠「転宅」
どろぼうがとにかくかわいい。
首をかしげてでれ~とするのがもうたまらなくチャーミングでおかしくてたまらない。
つねられて「よせよう」という笑顔に見ているこちらも思わず笑顔になる。

蝠丸師匠「浜野矩随」
とにかくたくさん噺をもっていらして浅い出番の時は明るく軽く、トリの時は長い噺をたっぷりと。
「浜野矩随」は好きな噺じゃないけれど、暗い噺の中にところどころ笑いをちりばめて、嫌なシーンはわりとあっさりと流してダレさせないのがすばらしい
とてもよかった。満足。