りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

小んぶにだっこ

5/27(金)、落語協会で行われた「小んぶにだっこ」に行ってきた。
毎月行きたいと思いながら他の会と重なったり風邪で寝込んでしまったりしてようやく行けた。これが第4回目なのかな。

・「新聞記事」
・「飴の日(?)」
・「文違い」

「新聞記事」
仕事の後に行ったのでまくらの途中から。
先週亡くなった喜多八師匠には噺を3つ教わった。めんどくさがらずに教えてくれる師匠で、「〇〇を教えてください」とお願いすると必ず「光栄です」と言ってくれる。すごくダンディでかっこよかった。
はな平さんが喜多八師匠のことが大好きであこがれていてかわいがってもいただいていたのですごく落ち込んでいて、二人で墓参りに行こうということになり、墓を聞いて行ってみた。探しても見つからなかったので社務所で聞いてみたら、場所は決まっているけどまだ墓はできてなかった。考えてみたらそうかそんなに早く墓には入らないのだった。
その時社務所に尼さんがいたんだけど小んぶさんに向かってしきりに「かっこいいわぁ。かっこいい」と言う。坊主頭同士共鳴したのかもしれないけど何度も「かっこいい」と言われ、心を鎮めるつもりで墓に来たのにかえってかき乱されてしまった…。

そんなまくらから「新聞記事」。
この噺、小んぶさんに合ってるなぁ。話を聞かされた時の反応が小んぶさん独自の面白さがあってすごく楽しい。間とか言葉のチョイスにセンスを感じるなぁ。

「飴の日(?)」
そして恒例の新作。これがもうめちゃくちゃおかしい。
喫茶店にいる二人の会話で進むんだけど、一人が「飴の日」だからと言って飴をなめながら喋ってる。そのせいで滑舌がすごく悪いんだけど、そこに注文をとりにきた店員が飴をなめていてさらに滑舌が悪い。
ばかばかしくて笑った笑った。

「文違い」
こういう噺でもちゃんと小んぶさんテイストが入っているんだよなぁ。
嫌な噺になりそうなところ、田舎者の男の猛烈なうぬぼれっぷりがおかしくて、楽しい噺になってる。いいなぁー。