りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

間近で笑う小ゑんの会 Vol6

9/1(火)、ミュージックテイトで行われた「間近で笑う小ゑんの会 Vol6」に行ってきた。
この間行った道楽亭の独演会が本当に楽しかったのですっかり小ゑん師匠のトリコ。

・「長い夜」
〜仲入り〜
・「顔の男」

「長い夜」
この間の道楽亭で話をされていた山梨の星イベントに行ってきたという小ゑん師匠。
聞けば聞くほどすごそうなイベントだなぁ。そしてそこで落語をやってオークションの司会もやってロケット打ち上げのカウントダウンもやっちゃう小ゑん師匠が素敵だ。
オークションの司会をちらっとやってくれたんだけど、言ってることが全然わからない(笑)。でもこういう自分が知らない世界を深く知ってる人の話を聞くの大好き。

そんなまくらから「長い夜」。
この噺は一度寄席で聞いたことがあるんだけど、空と大地が見つめる人間模様がどれもほんとにおかしい。 居酒屋で飲んでいる課長と係長。課長が自分が奢ると言うんだけど、ものすごーくケチくさいのがリアル。 スタバに行こうと話してる女子大生たち。この会話がすごくおかしいのと、「あたし一番長く注文できるのよ」と言ってやる言いたてがものすごく見事(笑)。
汗だくの熱演でやり終わった後に師匠が「これはきつい…」に大笑い。
なんでもこれはもともと二ツ目の時に作ってやっていたんだけどあまりに古くなったので(女の子が「うっそー」と言うらしい)新しく作り直したのだとか。
さすがだなー。

「顔の男」 世の中が多様化してもうわけわかんない店とかいっぱいある、と小ゑん師匠。
鉄道バーっていうのがあるんだけど、そこは結構おしゃれな店で電車の名前のカクテルなんかがあってバーテンが素敵に作って出してくれる。
鉄道模型が走ってたり、後ろで販売もしているところがおしゃれじゃないけど。
それよりももっと濃い居酒屋もある。
そこは店に入ると店長が東京駅の駅長っていう体で「ご乗車ありがとうございます!」
1階は立ち飲みなんだけど、つり革が吊るしてあるので、興が乗ってくるとそれにつかまりながら「ガタンガタン」と言ってみたり。
他のお客さんと会話をしてみたり。
二階は長テーブルがあって座れるようになってるんだけど、それが山手線(だったっけ?)を模してある。 そしてやっぱりここにもつり革が下がっている。

…電車とか全然興味ないけど、小ゑん師匠に連れて行ってもらいたい…。楽しそう。

そんなまくらから「顔の男」。
マニアが集うマニアな寿司屋。小ゑん師匠の表情がたまらなくおかしい。
初めて連れて行った男が間違った注文をした時の店主の怒り沸騰ぶりがたまらん!

楽しかった〜。また行きたい。(どんどんはまる)