りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

じみはち

8/17(月)、らくごカフェで行われた「じみはち」に行ってきた。
神楽坂で毎月行われていた鯉八さんの勉強会「おっす!キテレツ!」には毎月行けていたんだけど、場所をらくごカフェに移してから来られていなかった。
「おっす!キテレツ!」は始まった時にかなり先まで予定を教えていただいていたので、日にちを空けておくことができたのだが、不定期になってしまって行きたい!と思ってもすでに他の予定が入ってしまっていることが多く…。
ようやく行くことができてうれしい。

・鯉八「俺ほめ」
〜仲入り〜
・鯉八「猪おっさん」
〜仲入り〜
・鯉八「藪の中」

「俺ほめ」
松之丞さんと小痴楽さんの3人で大阪に行ってきたという鯉八さん。
ほんとに最近成金メンバーがどんどん売れてきてチケットもぼやぼやしていると完売になってしまって、ファンとしてはうれしいようなさみしいような。
大阪も何年か前に行った時はだだすべりだったんだけど、今回は「俺ほめ」をやったら大阪でバカに受けた、と鯉八さん。いやほんとに鯉八さんの落語ってハマるとグルーブのようなものが生まれて、会場全体が一種独特なトランス状態みたいになるんだよね。なんかきっとすごかったんだろうなぁ。
だからまたやりますよ、私はこの噺はずっとやりますよ、と「俺ほめ」。
もう何回も聴いていてほとんど変えていないように見えるけれど、そぎ落とされてよりシンプルに研ぎ澄まされた「俺ほめ」。これはもう鯉八さんの代表作なんだね。

「狼おっさん」
常連のお客さんの前で代表作をやったので、次はみなさんがあまり聞いたことがない噺をと「狼おっさん」。
狼に襲われているから助けてと玄関の外で助けを求める男と、「お前は嘘つきだから」とドアをあけないおじさん。男がどんなに必死に訴えても、自分が嘘を許せない理由を淡々と語り続けるおじさん。
男が途中で言う「おじさんの悪いところは面白みがないところでもなければ真面目すぎるところでもない。人の話を聞かないところだよ」という台詞がとても効いている。こういうセンスがほんとにたまらない。

「藪の中」
会話なしでお互いの心のうちを独白するスタイルの落語。
この夫、何回聞いてもひどいわ〜。でもつい笑ってしまう。