りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

新作カフェ 瀧川鯉八独演会

5/24(日)、落語カフェで行われた「新作カフェ 瀧川鯉八独演会」に行ってきた。

・鯉八「ぷかぷか」
・鯉八「カエル」
遊雀「くしゃみ講釈」
〜仲入り〜
・鯉八「おはぎちゃん」

早々に売り切れになっていたこの会。
普段らくごカフェの落語会には開場時間過ぎてからゆるゆる入るのだが、今回は本気出さないと前の方の席に座れないだろうと思い、開場時間の10分ほど前に行ってみると、すでに階段に行列が。
うわー鯉八さんやるなぁ!という嬉しさと一抹のさみしさと。ファンとはほんとに勝手なものなのである。
この日は前回の会で鯉八さんからプレゼントしていただいた鯉八Tシャツをぜひ着て来いというお達しがあったので、張り切って着てきたのだが、いやぁ…見え張ってXSとかにしなければよかった…パツパツ…もごもご…。

鯉八さん「ぷかぷか」
ネタおろしの時に聞いてバカウケだった「ぷかぷか」、あの時よりもっともっと面白くなってる!
鯉八さんにしか作れない世界。
もう笑って笑って汗かいちゃった。最高。

鯉八さん「カエル」
古典でいったら「浮世根問」になるのか。
兄さんと弟分との独特な会話の世界。
「ぷかぷか」がわりと作りこんだ世界だから、2席目にこういう噺っていうのは緩急のバランスが絶妙。

遊雀師匠「くしゃみ講釈」
ゲストの遊雀師匠。
さすがの遊雀師匠でもアウェイ感があったろうなぁ(笑)。
そんな中、鯉八さんが二ツ目にあがるなり浅草でいきいなり新作をぶちかましてお客さんがあっけにとられ、楽屋もビックリ仰天してみんな袖に群がって「なんだあれは?」と驚いたという話をする遊雀師匠。
でもこういう新作をこうやってみんなが受け入れて聴いて笑っているんだから、落語界もレベルが上がったね。これが分かるんだから、みなさんには。
ほんとにレベルアップにつながってるよ、鯉八くんの活躍は。
…ベクトルは違ってるけど。

わはははは。
いやでも遊雀師匠は前に何かの会で、芸術協会にはすごい新作を作る若手がいる、と鯉八さんのことを褒めていたし、口先だけじゃないのが分かるので、ファンとしてはうれしい。

講釈師を松之丞にしたり、「ぷかぷか」のストーリーも少し織り交ぜたりして、サービス満点の「くしゃみ講釈」。
ほんとにかっこいい師匠だ〜。(うっとり)

鯉八さん「おはぎちゃん」
仲入りの後は「おはぎちゃん」。
ネタおろしの時よりおはぎちゃんのキャラが濃くなってる(笑)。こういう子にはかなわない…。そんな気がする。

最初から最後まで強気に攻める鯉八さんが見られて大満足な会。良かった。