りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ゴースト・スナイパー

★★★

アメリカ政府を批判していた活動家モレノバハマで殺害された。2000メートルの距離からの狙撃。まさに神業、“百万ドルの一弾”による暗殺と言えた。直後、科学捜査の天才リンカーン・ライムのもとを地方検事補ローレルが訪れた。モレノ暗殺はアメリカの諜報機関の仕業だという。しかも「テロリスト」とされて消されたモレノは無実だったのだ。ローレルは、この事件を法廷で裁くべく、ライムとアメリア・サックスを特別捜査チームに引き入れる。スナイパーを割り出し、諜報機関の罪を暴け―ライムと仲間たちは動き出す。だが現場は遠く、証拠が収集できない。ライムはバハマへの遠征を決意する。一方、謀略の隠蔽のため暗殺者が次々に証人を抹殺してゆき、ニューヨークで動くアメリアに、そしてバハマのライムにも魔の手が…

最近のライムシリーズの中では「バーニングワイヤー」が一番好きだったなぁ。
そういう意味では「バーニングワイヤー」ほどの面白さは感じられない回だった。
政治的な話にはあまり興味をそそられないのだ。

それでも犯人側の視点とライムたちの視点が交差するところは「いつものあれ」とわかっていてもハラハラドキドキ。
そしてライムとサックスの関係や仲間たちの活躍にワクワク。
ついにライムが部屋を出て実際の現場へ出向いたというのもなんだか感慨深い…。
だからこのシリーズはやめられないのだ。