りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

立川流夜席

3/12(木)、上野広小路亭で行われた「立川流夜席」に行ってきた。

・吉笑「舌打たず」
・志らら「替り目」
・龍志「崇徳院
〜仲入〜
・左談次「町内の若い衆」
・志遊「片棒」

吉笑さん「舌打たず」
めちゃめちゃおもしろかった!
ご隠居さんのところにくまさんが遊びに来たので普通に古典なのかと思って聞いていると、くまさんがやたらと喋りながら「ちっ」って舌打ちをする。
初めて見たので、吉笑さんってそういう癖があるのかな、と思って聞いていると、ご隠居さんが「なんかさっきからちっちっやたらと舌打ちするのが気になるんだけど」。
ぶわははははは!!
いやもうこの話をしながら「ちっ」をガンガン入れていくのがすごくうまくておかしいし、そこから「舌打ち」「舌鼓」さらには「舌打たず」へと発展していくのが面白い。
めちゃくちゃツボでめちゃくちゃ笑った。楽しい〜!

志ららさん「替り目」
どことなく「麒麟」の田村と今輔師匠に似て蝶
「寝ちまいな!」しか言わないおかみさんに「女は口のききようだよ。口をあんまり開かずにこうやって喋ってみろよ」と旦那が言うと、おかみさんが口を動かさず歯をくいしばるのがおかしい。その姿を見て「飯場の親父か?」っていうのも笑った。

龍志師匠「崇徳院
わーい!龍志師匠ーうれしいー!
江戸っ子らしい親方となよなよした若旦那が最高におかしい。
親方の話を聞いて「バカバカしい」と旦那の親バカぶりを笑ったおかみさんが、長屋をもらえるときいたとたん「行ってこい!」となるのが男らしくておかしい。
好きだわー、龍志師匠。かっこいいー(←ミーハー)。

左談次師匠「町内の若い衆」
わーい、左談次師匠ーうれしいー!
安定の「町内の若い衆」。面白かったけど、違う噺も聞きたいなー。

志遊師匠「片棒」
ケチな談志師匠は、お葬式に行ってもらってくるお清めの塩も、清めに使わず料理に使ってた。
焼き魚をするときに塩をふる。今考えてみれば妙に清められた魚を食べていたのだった。
そんなまくらから「片棒」。
丁寧でちゃんとしてる「片棒」。もっとはじけたらもっと笑えるのにな。

ところでこの日後ろの方に、起きている間はレジ袋をガサガサガサガサ、それがおさまるとすごいイビキをかくオヤジ(←決めつけ)がいて、それが気になった。
にぎわい座の小満正蔵二人会でもそうだったんだけど、イビキは迷惑だなぁ…。寝るなら家で寢れよと思うけど、そうはいかないんだろうか。
自然現象だからしょうがないとはいえ、なんか物悲しい気持ちになってくるんだよなぁ…。うーん。