りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

夢吉・こみち二人会Vol.3

2/19(木)、ミュージックテイトで行われた「夢吉・こみち二人会Vol.3」に行ってきた。
大好きな二人の会。チラシの二人の笑顔が素敵なんだー。

・柳亭こみち「豊竹屋」
・三笑亭夢吉「花筏
〜仲入り〜
・三笑亭夢吉「千早ふる」
・柳亭こみち「崇徳院

こみちさん「豊竹屋」
以前はここで萬橘師匠と二人会をやっていたというこみちさん。萬橘師匠の真打昇進が決まってその会は終わったらしい。
その後夢吉さんとの二人会が始まったのだが、その夢吉さんも真打昇進が決まった。
どうやら私と二人会をやると真打に決まるようです。私は落語界のあげまんです、に大笑い。

ひとり会の時はお財布を無人の楽屋に置いておくのが心配で主催者の方に預けることがあるというこみちさん。
私のお財布はポイントカードやレシートでパンパンなんです。
それで渡すときに必ず「百万円入っているのでお願いします」と言って渡すらしいのだが、そういう時男性は洒落が通じないというかわりと本気にして真顔で受け取る。
その点女性は機転が利いてるというか、「じゃ200万にしてお返しするわね」とか「その百万円はあなたが刷ったの?」と必ず洒落で返してくる。

こみちさんのまくら、楽しい〜!
ご本人ものりのりで話が止まらないのかと思ったら「なにをやるか決まりません〜」。
「これ、準備しないでやるといつもメロメロになっちゃうんですけど、やってみます」と「豊竹屋」へ。
半分位いったところで「ここまではうまくいった、とか思ってるんじゃないよ!」。
なんかいつもよりギャグ多めで爆笑系なのは夢吉さんとの二人会だから?
楽しくて笑いっぱなしだった。

夢吉さん「花筏
「こみちさんのおかげで真打に昇進が決まった夢吉です」と笑わせる。
真打昇進パーティの準備などがとても大変らしいのだが、一緒に昇進が決まっている朝夢さんがとても顔が広くて…という話。
夢吉さんはいつもまくらが面白くてほんとに楽しい。

花筏」夢吉さんでは初めて聴いたけど、明るくて楽しくて夢吉さんにぴったり。
そういえばこれ喬太郎師匠で聞いたときあんまり面白くなかったんだよなー。噺が合う合わないっていうのがあるんだなぁ。

夢吉さん「千早ふる」
爆笑編の「千早ふる」。これも夢吉さんでは初めてかな。ほんとに夢吉さんってたくさん噺を持ってるなぁ…。なんとなくあんまりやりなれてないような感じがしなくもなかったけど、楽しかった。

こみちさん「崇徳院
夢吉さんはなにをやってもほんとに明るくて面白くて爆笑になる、とこみちさん。
崇徳院」も自分はいつも大師匠のを聴いてるから、これはそれぐらいの師匠がやる枯れた噺だと思い込んでいたけど、夢吉さんがやるとこうも面白くなるのか、と驚いた。
前回の会で夢吉さんが「まんじゅうこわい」をやって、こんなに有名で何回も聴いてる噺も夢吉さんがやるとこんなに面白くなるのか!とすごく感動して、教えてくださいと懐に飛び込んだほど。
それから何回か自分でも「まんじゅうこわい」をやっているのだが、この噺、やり始めると10のうち9回は必ずお客さんが「あらこれは」「まんじゅうね」。
そして最後が近くなってくると「お茶ね」「そう、お茶よ」。
これが自分だけでなく、他のあにさんも同じことを言っていたのだ、と。
そんなまくらから「崇徳院」。

熊さんにお嬢様との出会いを語る若旦那が、お嬢様からもらった短冊を手に歌を詠むところの顔がおかしくておかしくて大爆笑。
こみちさんってこんなに顔芸使ったっけ?!
いやぁもうもともと大好きだったお二人だけど、ますます大好きになってしまった。
こみちさん、もっと見てみたくなった。