りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

二つ目のつどい

1/28(水)、こんにゃくえんま 源覚寺で行われた「二つ目のつどい」に行ってきた。
昨年末に行ったこの会、今年から毎月行われるらしい。

粋歌「一目上がり」
一左「親子酒」
〜仲入〜
粋歌「銀座なまはげ娘」
一左「片棒」

粋歌さん「一目上がり」
今年は古典を頑張りたいのでこの会でも古典を中心にやっていきたいと思ってます、と粋歌さん。
あらそうなのーと内心ちょっとがっかり。いや古典ももちろんいいんだけど、粋歌さんの新作、まだそれほどたくさん見たことがあるわけじゃないので、ここの会でどんどん見られるといいなぁ、と思っていたので。
粋歌さんが「誰かと思えばはっつぁんか、まぁまぁおあがり」なんて言うとちょっと「おおっ」と思ってしまう。そういえば粋歌さんの古典を見るのはこれが初めて。
新作のときに比べるとちょっと元気がなく感じてしまうのは、ご本人がちゃんとやろうとしているせい?

一左さん「親子酒」
お酒のまくらから「親子酒」。
「親子酒」というとどうしても菊之丞師匠の印象が強い。
シラフの時とお酒に酔ってでろでろになった時の落差がもっと出たらもっと笑えると思う。

粋歌さん「銀座なまはげ娘」
1席目で今日は二席とも古典をやりますと言ったら、あきらかに肩を落としたお客さんがいましたね、と粋歌さん。
きゃーごめんなさいー。
今年は古典を頑張ろうと思っていたんですが、私もうすでに心折れました。なので2席目は新作やります。
で、決をとってみなさんが聞きたいと多く手が上がった噺をやります。
「コンビニ参観」「おじいせん」は聞いたことがあったので「銀座なまはげ娘」に手を挙げたら、多数決で「銀座なまはげ娘」へ。

粋歌さんの新作は、礼儀正しいきちんとした女性が髪振り乱して頑張るところに味があるなぁ。
秋田郷土館のバイトが決まった女がなまはげをやることになり、参考資料として渡されたDVDを見るシーンがたまらない。
大爆笑。

一左さん「片棒」
若い噺家さんが「片棒」をやるとちょっとドキドキしてしまう。大好きな噺なんだけど、なんか「技」が求められる噺、という気がしていて。
一左さんの「片棒」とても良かった。
ご本人のキリっとしたまじめな顔と「わっせわっせわっせわっせ」と親父の人形を乗せた神輿を担ぐバカバカしさがすごい対比で、面白い。
すごく一左さんに合ってる。良かった。