りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭正月二之席夜の部

1/13(火)、末廣亭正月二之席夜の部に行ってきた。

・雲助「勘定板」
・権太楼「代書屋」
・小円歌 三味線漫談
・小団治 漫談
・金馬「孝行糖」
〜仲入〜
・猫八 小猫 ものまね
・小袁治「初天神
・一朝「巌流島」
・さん喬「棒鱈」
・正楽 紙切り
小三治時そば

雲助師匠「勘定板」
短く軽く、だけどたっぷり面白い。雲助師匠の滑稽噺はほんとに面白い。
独演会でたっぷりやる雲助師匠も素敵だけど、寄席に出てきてさっとやってどっかん!と笑わせてあっさりさがっていく雲助師匠も好きだ。

金馬師匠「孝行糖」
金馬師匠も出てきただけで嬉しくなる噺家さん。
ゆったりした口調とニコニコ笑顔がほんとに素敵だ。
売り声のまくらからの「孝行糖」、他の噺家さんとは一味違うんだなぁ。大好きだ。

小袁治師匠「初天神
金坊下から見上げてあれこれ言う姿や、買って欲しくてそわそわするところ、買ってー買ってーと泣き出すところ、すごく子供らしくて憎めないかわいらしさ。
楽しかった!

一朝師匠「巌流島」
さすが正月公演。次から次へと好きな噺家さんが出てきて幸せったらない。
一朝師匠の「巌流島」、やいやい言う江戸っ子がぱーぱー威勢がよくて調子がよくてすごく楽しい。
リズムがよくて軽くて…でもすっごく面白いんだ。うまいだけじゃなくてすごく面白いんだなぁ、としみじみ。

さん喬師匠「棒鱈」
寄席で見るさん喬師匠が好きだ。季節を感じさせる風流なまくらをちょっと辛辣に落とすのがたまらない。
さん喬師匠の「棒鱈」をここで見られる幸せよ…。
こうやって見ると、やっぱりめちゃくちゃ面白いんだなぁ、さん喬師匠。そんなに声を張り上げたりくすぐりを入れてくるわけじゃないけど、結構強力に笑わせてくる。もう笑って笑って最高だった。

小三治師匠「時そば
売り声のまくらから「時そば」。
今年もしばらく小三治師匠の「時そば」を聞くことになりそう(笑)。
「おーい、そばやさーん」だけで冬の夜の冷たい空気が感じられる。
二回目の客が「おーい、そばやさーん。お、おーーーーい。」これだけでおかしい。
一回目の客のそばのうまそうなのにみんながごっくんとつばを飲み込み、二回目の客のぬちゃぬちゃ食べる様子にげらげら笑う。
まくらもほとんどなくてあんまり調子は良さそうじゃなかったけど、十分満足。
この芝居、あと何回来られるかな。そんなことを考えながら帰る幸せ。