りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

コイコイ 第9回

9/30(火)、神楽坂Art salon香音里で行われた「コイコイ 第9回」に行ってきた。
6回から来ているのでこの会に来るのもこれで4回目。受付けをしている鯉八さんに「いつもありがとうございます。この間はチケットも買っていただいて」と覚えてもらえたみたいでうれしい。こんなことに胸をときめかせる私はミーハー。

・鯉八「雨傘和尚」
・鯉〇「松山鏡」
〜仲入〜
・鯉〇「片棒」
・鯉八「俺ほめ」
・鯉〇&鯉八 アフタートーク

鯉八さん「雨傘和尚」
初めて聴く噺。
傘を買ってきてくれと頼まれた小僧が、帰りに雨が降ってきたからとその傘をさして帰ってきてそのことに怒る和尚。 和尚の人間の小ささと、それをぶつけてもどこ吹く風の小僧の会話がおかしい。
相手があまりにも無反応だからどんどん和尚のせこさが表に出てくる。
でもこの和尚の気持ち、わかるなぁ…。あたしにもそういうところ、あるなぁ。これでもかとダメなところを見せられても嫌いになれない、不快にならないのは、そういうところにあるのかな。
シチュエーションが古典っぽくて面白い。

鯉〇さん「松山鏡」
鯉八さん、キテレツが始まってこの会へのテンションが下がってしまっているっぽいけど、素の鯉○さんを見られる機会はそうそうないので続けてほしいなー。
遠慮がちだけど鯉○さんのまくらも楽しいんだよなー。
まだちょっとあぶなっかしいところもあったけど、鯉○さんの「松山鏡」楽しかった。

鯉〇さん「片棒」
前座さんが「片棒」!!
「片棒」といえば、一朝師匠、喜多八師匠、さん喬師匠のしか見たことないので、無謀!と思ってしまったのだが、意外にも(失礼!)面白かった。特に次男坊がいい。

鯉八さん「俺ほめ」
またやってもいいですか?と「俺ほめ」を。
自分の作った新作に対する愛情と思い入れと不安が交錯しているのが面白いなぁ。と、ネタおろしの時から何回も見ているのでそんな気持ちで見てしまう。
この間のキテレツで「変えない」と言っていたけど、なんか初めて聞いたフレーズがあったような…(記憶がもやもや…。やはりメモしないと忘れちゃうなぁ。)

アフタートークでは、この会を存続するかどうかの生々しい会話。
鯉○さんに「どうする?キテレツと統合する?」と迫る鯉八さん。まるちゃんにそれを決めさせるのはちょっと酷なような…。
私としてはこの会も大好きなので続けてほしいなぁと思うけど、それを決めるのはお二人だもんね。
ちょっとはらはらしながら見守りたい。