りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

新作カフェ06「林家きく麿・瀧川鯉八二人会リターンズ」

9/6(土)、らくごカフェで行われた新作カフェ06「林家きく麿・瀧川鯉八二人会リターンズ」に行ってきた。

・オープニングトーク
・きく麿「だし昆布」
・鯉八「俺ほめ」
・仲入り
・鯉八「どすこい乙女」
・きく麿「ベタ刑事」

オープニングトーク
顔がそっくりということで企画されたこの二人会。
確かに並ぶとなんとなく似てるんだけど、性格や噺のタイプは全然違うのがまた楽しい。
ナイーブな鯉八さんとナチュラルでオープンなきく麿師匠。
トークでもきく麿師匠の言葉に傷つく鯉八さんが気の毒のようなおかしいような…。
同じ新作派でも噺のタイプもまったくちがうから、こういう二人会は疲れなくていいなぁ。

きく麿師匠「だし昆布」
まくらではこの間の道楽亭で聞いた、鳥と漫才をするパール谷さんの話。
これほんとに最高におかしい。話しているきく麿師匠がまた本当に楽しそうで聴いてるだけで幸せな気持ちに。
そして噺が始まって大興奮!こここれはさばの湯で聞いたあの幻の話ではないか!!また聞けるとはうれしすぎる!!
あの時と違ってるところが(オチも含め)あったけど、やはりあの河童が出てくるところがもうほんとに最高におかしい。すごい河童らしい。河童がしゃべるのを見たことはないけど、きっとこんな喋り方なんだろうなぁ、という妙な説得力が。

きく麿師匠の新作って押すばかりじゃないから聞いていて疲れないのかも。
これは本当に面白いから、これからもどんどんやってほしいなぁ。

鯉八さん「俺ほめ」
この間の「おっす!キテレツ!」で発表されたこの噺。
ひたすらほめられたいマーくんとほめる仲間たちの会話だけの鯉八さんらしい内省的な噺。
ほめる、それへのリアクション。それだけでこれだけ笑えるのがすごい。

鯉八さん「どすこい乙女」
なにこれめちゃくちゃ面白い。
まわりのおすもうさんと乙女の心の声の対比がたまらなくて、げらげら笑い通し。
いい匂いがするとか、歩くときにピタピタ音がしたりとか、乙女っぽさが嫌味なくほんとに乙女で素敵。

きく麿師匠「ベタ刑事」
これもまた面白かった。 ベタ刑事がちょっとやくざっぽくて強面なのがたまらない。
そうか、きく麿師匠はすごく細かくその人物っぽさを出しているから、話し始めただけで笑っちゃうんだな。
ベタ刑事がどう反応するか、主人公と一緒にちょっとどきどきしながら見守っていた。
シュールにこだわる会話が楽しかった。

最後には二人で並んで撮影タイム。
こんなサービスもうれしい。
またぜひ3回目もやってほしい。