りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

POINT WEATHER夏の落語会 三遊亭天どん落語会

8/3(日)、綱島POINT WEATHERで行われた「三遊亭天どん落語会」に行ってきた。

・天どん「欠伸指南」
・天どん「ハーブやっているだろ!」
〜仲入り〜
・天どん「ろくろ首」

「欠伸指南」
第二回目のこの会。前回とは高座の場所を入れ替えている。なぜなら前回やったとき、天どん師匠が暑い暑いと文句たらたら。どうやら楽屋にするためにかけた布がエアコンを遮ってしまっていたらしいのだな。
もともと落語をやる場所ではなく手作りの会だからいろいろ大変そうだけど、普段落語に来ないような人がお友達を誘って来たりと、アットホームでいい雰囲気。

暑いから夏らしい噺をしますよと「欠伸指南」。
小三治師匠ではよく見るけど、そういえばあんまり他の噺家さんがこの噺をやっているのを見たことがないかも。 一之輔師匠ぐらいかな。
意外にもお師匠さんがお師匠さんらしく、変な味付けのない「欠伸指南」。吉原に行って女につねられる想像が楽しい。

「ハーブやっているだろ!」
このお店だと「ハーブ」の噺をしないと気がすまないのだろうか…。前回も押し入れに「ハーブ」があるんじゃないかと友だちがドタバタする噺だった覚えが。
初めて聞く噺。
お客が2名しかいない池袋演芸場。出番を終えて「今日も全然うけなかった」と落ち込む噺家が主人公。
そこに「お前ハーブやってるだろう、逮捕だ」とやってきた警官。
「やってませんよ」
「いややってる。そうでなきゃ、あんなに受けなくて平常心でいられるはずがない」

噺家の心をどんどん削る警官との会話が楽しかった。

「ろくろ首」
私は天どん師匠は新作のほうが圧倒的に好きなんだけど、これは面白かったなぁ。
真打になってから果敢に長講噺にチャレンジしている天どん師匠だけど、こういうシュールでとぼけた噺をもっとやってほしいなぁ。