りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

我らの時代 落語アルデンテ7 昼の部「喜劇アルデンテ」

11/2(土)、本多劇場で行われた「我らの時代 落語アルデンテ7 昼の部 喜劇アルデンテ」 に行ってきた。

柳家緑太「やかん」
春風亭百栄バイオレンススコ」
・春風亭一之輔「団子屋政談」
〜仲入〜
桃月庵白酒「幾代餅」

緑太さん「やかん」
面白い!なんか久しぶりに前座さんで大爆笑した。テンポもいいしすごい達者!
花緑師匠の7番弟子というからさらにびっくり。師匠より好きだわ…。

百栄師匠「バイオレンススコ」
アルデンテっていうとあれですね、パスタの茹で過ぎてないやつ、まだ芯が残ってるっていうね。確かに一之輔くんなんかはまだ若くてパキパキしてますけど。私なんかね…。中で一番柔らかい奴がトップバッターですみません。
今回は兼好師匠がおやすみということで、今も楽屋で3人でエイエイオー!とやって出てきました。
一人足りないからその分俺が頑張るぞというような奴は一人もいないわけでして。ただし、時間だけはなんとかしなくちゃいけない。だからこうやってぐだぐだ話しているわけです。
「我らの時代」なんて言っちゃってますけどね、これもあと何年言ってられるか。30年したら私は80歳ですから、それでまだ「我ら」なんて言ってたらさすがに怒られちゃいますから。そのときはもう「アルデンテ」じゃなくて「おじや」かなんかに名前を変えたほうがいいですね。

何をやるのかと思ったら「バイオレンススコ」。
大舞台でまたマニアックなところを…。ぷぷっ。箕輪ブリッジ、サウス千住、土曜日のご馳走カリカリ。何度聞いても笑ってしまう。

一之輔師匠「団子屋政談」。
噺が始まって「初天神」かー。これもまた定番中の定番だねぇ。と思って聞いていたら、団子屋がいきなりこの傍若無人な父子にキレてお奉行所に訴え出ると。
え、えええ?と驚いていると、大岡裁きの場面へ。
「はい、問題なし。以後気をつけるように。おしまい」と大岡様が決着をつけると、「ええ?島流しにしてくださいー」という金坊。
何を言ってるのだ?とスルーしようとする大岡様に金坊が現場を見ないで裁きをするのはどうかと思うと言い出し、「そうか、では一緒に参るか」と二人で天神様に行くことに。
弾けっぷりが楽しかった!

白酒師匠「幾代餅」
毒舌のまくらから「幾代餅」。白酒師匠の「幾代餅」初めて聞いたけど、雲助師匠とは全然違う爆笑話になっていた。
それでも親方の優しさや清さんの純粋さは損なわれていないし、幾代太夫はちゃんと色っぽくてかわいい。押さえるところはちゃんと押さえているから、がちゃがちゃしてない。さすがだ。