りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

池袋演芸場8月中席昼の部

8/20(火)、池袋演芸場8月中席昼の部に行ってきた。
トリの鯉昇師匠目当てだったのだが、文治師匠、小遊三師匠も楽しみ!交互出演でナイツの名前があるけどまぁ出ないだろうな、ま、いいやと思っていたらなんとナイツも出ると。ラッキー!

・たか治「芋俵」
・柳若「看板のピン」
・コント青年団「コント」
・米福「虱茶屋」
遊雀悋気の独楽
北見伸&ステファニー「マジック」
・鯉朝「松山鏡」
・桃太郎「桃太郎」
・ナイツ「漫才」
・文治「源平盛衰記
小遊三「短命」
東京ボーイズ「歌謡漫談」
・鯉昇「ねずみ」

柳若さん「看板のピン」
柳若さんを見るのは二回目。
出てきたときに「あれ?見たことある」と思って、「おやじの会社に呼んでもらって落語をした時のやるにくさ」のまくらで、「ああ、やっぱり見たことある!」と思い出した。
浅草演芸ホールで?と思ったけど、ブログを検索したら喬太郎師匠の練馬の会の時に開口一番で見ていたのだった。ほぉ。
「看板のピン」なかなか面白かった。

コント青年団 コント
日本史の先生に、いかにも不良っぽいけど存外まじめな生徒が突っ込む、というコントだったんだけど、面白かった!
先生役の人が妙に「素」なのがなんともおかしくて、笑い通しだった。好き。

米福師匠「虱茶屋」
面白い!けど、見ていて痒い!むむむーーー。面白いと不愉快のぎりぎりの線。
他の噺を見てみたい。

遊雀師匠「悋気の独楽
面白かった!癖があるけどそれが癖になる感じでいい。
途中で「あああああーー。家族連れがいたーー。しまったー夏休みーーー」「でももうここまでやっちゃったんだからやりきるしかない。最後までやりきるぞー!おー!」も確信犯っぽさがぷんぷんでよい。好き。

北見伸&ステファニー マジック
前も一度見たことがあった。
寄席に出てくるマジシャンって言い訳がましい人が多いんだけど(技術のわりに)、この人は最初から最後までかっこつけっていうのが他のマジシャンと一線を画していてよい。(でも言い訳がましいマジシャンも大好き)
無駄にお色気ムンムンのおねーさんを助手にしているのも素敵なのだが、今回は若い男の子(実は息子さんだった!)と助手のおねーさんによるマジックタイムもあり。
そしてそのおねーさんと目が合ってしまい前に出されてしまったという…なにこの羞恥プレイ…とほほ。でも楽しかった。ありがとう、ポロンさん。

鯉朝師匠「松山鏡」
あまちゃんを好きな落語家が多いんだけど自分は全然興味がない。自分が興味がないことを熱く語られるのは迷惑。そして勧められればられるほど「おれは見ないぞ」という気持ちになる。だから俺はみません!と言ったあとに、実は朝も昼も夜も全部見てさらに録画したやつを2回以上は見ている、9月で終わってしまったらそのあと何を生きがいに生きて行けばいいのか、と告白。
しかし私自身が「あまちゃん」見てないし特に興味もないので(と言って熱く語られる分には「おもしろそう!」「見たい!」と思うので、不愉快ということはなくむしろそそられるのだが)、はぁ…だからなに?というしら〜とした気持ちに。
まくらで心が離れてしまうと噺の方にもまるで入り込めないのだなぁ…。鯉昇師匠のまくらをもう少し勉強してほしい、お弟子さんなのだから…。余計なお世話ですけど。

桃太郎師匠「桃太郎」
私にはこの人のどこが面白いのかまるでわからない。でも一部のおばあさんには激しくウケていたのできっと需要はあるのだろう。

ナイツ 漫才
めっちゃ面白かった。
塙さんの何を言い出すかわからない得体の知れなさと、五十嵐さんのリズム感の良い突っ込みが心地よい。楽しい!

文治師匠「源平盛衰記
文治師匠は以前、喬太郎師匠&桃太郎師匠の二人会のゲストで見て、「おおっ!好き(かも!)」と思っていたのだが、それ以来なかなか見に行くことができず、今回楽しみにしていたのだが、その時の会と同じ噺でちょっと残念。他の噺も見てみたいなぁー!

小遊三師匠「短命」
小遊三師匠は「笑点」でおなじみなので、出てきたときにおばあさんたちが「ああーっ!(しってるこのひと!)」という歓声。
笑点」にはまるで興味がないのだが、でもなんかいいね、小遊三師匠は。
とにかく明るくて軽い。いやらしくない。だから気持ちいい。
とても楽しい「短命」だった。

鯉昇師匠「ねずみ」
「ねずみ」は、この間の喬太郎師匠の二人会の時に次いで2回目だったのだが、よかった。
人情噺独特のくどさがないところがよい。