りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

wowwow落語W亭 白酒独演会「呑みたくなる落語」

8/13(火)、恵比寿ガーデンルームで行われたwowwow落語W亭 白酒独演会「呑みたくなる落語」の公開収録に行ってきた。 メールで応募したら当選しちゃったのである。くじ運悪いのに落語はよく当たるのよう。ほんとに落語は私によくしてくれる…。 入り口はこんな感じ。ばーん!と白酒師匠の写真が。お盆らしくお供えがしてあるのがなんか面白い…。


25組ご招待だったが会場にはもっと大勢の人が。別枠でのご招待もきっとあったんだろうな。
この番組の公開収録1回目は三三師匠だったのだがその時は「女性限定」で、今回は「女性歓迎」だった。三三師匠なら女性限定でも集まるけど白酒師匠で女性限定は難しいという判断か?わはは。

・一力「たらちね」
白酒「親子酒」
白酒「二番煎じ」

開口一番は一力さんの「たらちね」。
また一力さんだー。よくあたるなぁ。
とても丁寧できちんとした落語。
一力さんの「たらちね」は初めて聞いたのだが、鶴女さんの口上が今まで聞いたものより長くて難しめ。名前を名乗った鶴女の口上を真似しているうちに最後お経みたいになるところがなんとも良くて、笑いをとっていた。

なんかこの方はめくりをめくるときに、客席をじっと見つめてお客さんがみんな席についてからめくるのだ。その表情が真剣そのもので、まじめな人なんだなぁといつも思う。まじめだからよく呼ばれるのかもしれない。

お待ちかねの白酒師匠。
今回の落語会は「呑みたくなる落語」という副題がついているのだが、噺があまりにも素晴らしくて呑みたくなるのではございません。単純にお酒の噺をして呑みたくなるということですのでそこのところお間違えのないように。
だいたい酒の噺っていうのは冬の噺が多いんですよ。ですからみなさんも今日はこんなに暑いですけど、冬なんだなぁ寒いんだなぁという気持ちで聞いてください。
また放送は10月ということですので、せっかく浴衣を着て来てくださった方が何名かいらしゃいますけど、抜かれることはございませんので。
とはいっても私はこんな体型ですぐに汗かいちゃうんで、ばればれだとは思いますけど。

で始まったのが「親子酒」。
これがもう面白い面白い。今まで見た中で一番面白い親子酒だった。
とにかく白酒師匠の酔っぱらいぶりがもう最高で。
息子と禁酒の誓いをしたけれど3日目にはもう飲みたくなって仕方のない親父が奥さんに酒をねだる。
1杯だけだからと言って飲み始めるのだが1杯で済むはずもなく。
なんだかんだと言って飲み続けていくこのだらしなさ。徐々にたちが悪くなっていく様子が、もう本当に酔ってるみたいでたまらない。
会場もどっかんどっかんうけていた。

仲入りではお酒の試飲のサービスもあり。
日本酒は飲めないのだが、でもせっかくくれると言うんだからと並んでしっかり2種類のお酒をいただいた。

仲入り後は「二番煎じ」。
確かにこの噺をこの暑いさなかに聞くのは少し違和感が。
一回りして戻ってきてからのはしゃぎぶりがたまらなくおかしい。お酒がうまそう〜猪鍋がうまそう〜。
こちらも大爆笑の中、お開きとなった。

すっかり呑みたくなってしまい、ガーデンプレイスの入り口のところのビアガーデンで生ビール!うまいっ!