りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

バールのようなもの

バールのようなもの

バールのようなもの

★★★★

テレビや新聞でよく使われるバールのようなものって何だろう?この謎の強盗用具をテッテー的に検証してみたら…という表題作ほか、仕事一筋だった隠居老人の愉楽を描いた「秘密倶楽部」、様々な文体を駆使して新聞に掲載されている連載小説の存在を問い直す「新聞小説」など、冴えわたる爆笑小説12篇。

志の輔らくごの原作「バールのようなもの」、「みどりの窓口」が読みたくて読んでみた。
小説としても面白いがこれを落語にした志の輔師匠は本当に凄い!これがああなるのかと驚いた。

シュールだけどちょっと昭和風味。
なんてことない会話だけど、その感じわかる〜な「旅は道づれ」「善男善女の夜」が特に好き。